決選投票でルセフ氏当選、ブラジル初の女性大統領に

ブラジルの新しい大統領が決まったが、はじめての女性大統領である。

ブラジルの大統領選はテレビ討論会を見ているとあほらしくなるくらいのお互いの

悪口の言い合いでる、悪口のいいあいで終わってしまうのである。

私のブラジリアの家にも運動員が毎日やってくる、「ポスターをはらしてくれ』と言って

やってきます。

あちこちにペンキで候補者の名前をかいている。わたしのいえの垣根壁にもかかれるので

困ってしまう。

ブラジルで１０月３１日、ルラ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票があり、中道左派で与党・労働党（ＰＴ）のジルマ・ルセフ前官房長官 （６２）が社会民主党（ＰＳＤＢ）のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事（６８）を破り、同国初の女性大統領に選ばれた。２期８年続いたルラ政権の政策継承を 国民が選んだ。

ルセフ氏は首都ブラジリアの勝利宣言で、「惨めさを根絶し、すべての人に平等な機会を与えたい」などと語った。ルセフ氏はルラ政権では、鉱業エネルギー 相や官房長官などを歴任。軍政時代に非合法の左翼ゲリラのメンバーとして活動し、収監された経験もある。知名度は低かったが、８割という高い支持率を誇っ たルラ氏の全面的な後押しで選挙戦を常にリード。得票率は約５６％だった。

リーマン・ショックの金融危機も影響を最小限に抑え、２０１０年の経済成長率が７％と見込まれるなど安定した経済運営や、国民に人気が高かった貧困層への手当の継承などを人々が求めた形だ。

一方、前政権で保健相を務めたセラ氏は減税や税制の簡素化、低金利政策などを公約に掲げ、中間層や知識層などの支持を狙い、約４４％を獲得したが及ばなかった。