アマゾン人間環境院(Imazon)の森林伐採調査によれば、全伯における9月の伐採率は昨年同月比で約2・5倍だった。専門家によれば、今年度の増加率は非常に高いという。
同院によれば、昨年9月の伐採総面積は202平方キロメートルだったのに対し、今年は2・5倍の500平方キロメートル。聖市イビラプエラ公園の106倍に相当する面積が伐採された。
最も多かったのはマット・グロッソ州で、伐採率は総面積の85%だった。パラー州(18%)、ロンドニア州(14%)、アマゾナス州とアクレ州(ともに11%)などがこれに続いた。
8月と9月の伐採総面積は約2千平方キロメートルで、昨年同期と比べて4倍だった。このうち、マ州、パラー州、ロンドニア州が95%を占めた。
牧地開拓が進むマ州は今年、424平方キロメートルが伐採された(伐採率55%)。累計ではパラー州が最も多く、174平方キロメートルだった。