伯人力士で初の幕内入りに期待
福岡県の国際センターで行われていた大相撲九州場所(11月場所)で、聖市サントアマーロ出身の魁聖(23、友綱部屋、本名=リカルド・スガノ)が初の十 両優勝を果たし、ブラジル出身力士として初の幕内入りが期待されている。少年時代から魁聖の成長を見てきたブラジル相撲連盟の篭原(かごはら)功会長 (70、3世)は、大きな喜びを示すとともに「これを機会に、ブラジルの相撲熱が活発になれば」と話している。
日本の報道によると同場所千秋楽の11月28日、11勝4敗で並んだ4人による十両の優勝決定戦で魁聖は、1回戦で栃乃若(兵庫県出身、春日野部屋)を寄り切り、決勝で豊響(山口県出身、境川部屋)を寄り倒して初優勝を決めたという。
魁聖は、聖市サンタマーロの昭和区で篭原会長から「肩幅が大きいから相撲をやってみないか」との誘いを受けて、16歳の時から相撲を始めた。2005年の 全伯相撲大会無差別級で優勝を果たしたことで、日本の角界行きを決意。06年7月に訪日し、元十両力士で同じブラジル出身の若東(黒田吉信氏)からの紹介 で、友綱部屋に入門した。
福岡県の国際センターで行われていた大相撲九州場所(11月場所)で、聖市サントアマーロ出身の魁聖(23、友綱部屋、本名=リカルド・スガノ)が初の十 両優勝を果たし、ブラジル出身力士として初の幕内入りが期待されている。少年時代から魁聖の成長を見てきたブラジル相撲連盟の篭原(かごはら)功会長 (70、3世)は、大きな喜びを示すとともに「これを機会に、ブラジルの相撲熱が活発になれば」と話している。
日本の報道によると同場所千秋楽の11月28日、11勝4敗で並んだ4人による十両の優勝決定戦で魁聖は、1回戦で栃乃若(兵庫県出身、春日野部屋)を寄り切り、決勝で豊響(山口県出身、境川部屋)を寄り倒して初優勝を決めたという。
魁聖は、聖市サンタマーロの昭和区で篭原会長から「肩幅が大きいから相撲をやってみないか」との誘いを受けて、16歳の時から相撲を始めた。2005年の 全伯相撲大会無差別級で優勝を果たしたことで、日本の角界行きを決意。06年7月に訪日し、元十両力士で同じブラジル出身の若東(黒田吉信氏)からの紹介 で、友綱部屋に入門した。
入門当時から130キロを超える体重(現在は177キロ)と194センチという恵まれた体躯を生かし、07年3月場所で三段目、08年5月場所で幕下に昇進。今年の5月場所で5勝2敗と勝ち越し、「関取」となる十両に昇進した。
十両昇進から3場所目で初の優勝を果たした魁聖は今場所、5連勝と幸先の良いスタートを切った。しかし、左肩を痛めて2連敗。兄弟子である大関・魁皇の頑張りに自身も奮起。通算11勝4敗の成績で優勝決定戦を制した。
前回の9月場所で7勝8敗の成績だった魁聖の取組のビデオを見たという篭原会長は、「正面からの攻めは強いが、横は少し弱い」としながらも、「今場所はよくやってくれた」と初めての優勝を喜ぶ。
「魁聖の優勝を機会に、ブラジルでの相撲熱が活発になれば」と篭原会長は期待感を示している。