聖市ビラ・マダレーナ区で多発
聖 市西部のビラ・マダレーナ区では電撃誘拐が多発しており、7月20日~8月31日の期間に少なくとも11人が被害に遭っていることが分かった。同区の住民 は新たな誘拐事件に巻き込まれることを恐れており、事態を重く見た軍警は警察官の増員を決定した。7日付エスタード市が報じた。
電撃誘拐 は同区で4日に1回起こった計算になるが、特にジジャルマ・コエーリョ街、ナチンギ街、アルモニア街、フェリペ・グスモン街で頻発している。被害者らの証 言によると、犯行時間はおよそ1時間で、犯人から「銀行のキャッシュカードと暗証番号をすぐに渡さなければ殺す」と脅迫を受けたという。
軍 警では、聖市南部モルンビー区での犯罪対策が強化されたため、強盗犯らがビラ・マダレーナ区に移って来たのではないかと見ている。第14地区警察署(ピ ニェイロス区)のリカルド・アランテス署長は、強盗犯は1グループのみではないと判断しており、「写真判断のために被害者に出頭を要請し、犯人の識別に協 力してもらっている」と語る。また同署長は、統計的なデータは公表しなかったが、ピニェイロス区の路上も電撃誘拐の標的になりつつあることを明かした。
◆トラウマ
電 撃誘拐の被害者らは事件後もトラウマに悩まされている。7月29日の午後、ピニェイロス区内の裁判所を出たばかりの女性弁護士(32)が自動車でフィダル ガ街を走行していた際に、2人組の強盗犯が拳銃で窓ガラスを叩いてきた。犯人らは後部座席に乗り込んで伏せるよう命令した後、カバンを渡すよう要求してき たという。「彼らは非常に落ち着いていた」と驚くと同時に、「もう二度とあの通りには行かない」と身震いする。
被害者の女性は、銀行口座から現金を引き出された後で同じ地区内で解放されたが、「今も精神的な後遺症が残っている。通勤路も変更したし、自分の後ろを歩く通行人に恐怖心を感じることさえある」と語っている。
ま た、8月31日午後7時30分頃には自営業を営む女性がナチンギ街で電撃誘拐の被害に遭った。しかし彼女の場合、すでにその日のリミット分の金額を下ろし た後だったために強盗は現金を引き出せず逆上したという。「最悪の状況を考えて神様に祈った。幸運なことに命だけは助かった」と自身の恐怖体験を振り返っ た。
この事件が起こった同日には、33歳と36歳の夫婦が同区のアルモニア街で4人の強盗犯に襲われ、腕時計、カバン、現金、携帯電話を盗まれた事件も発生している。
2011年9月10日付
みどりのgoo
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