お久しぶりです。ついに3年しかも今年度の主将となりました明坂です。
少しご報告が遅れましたが、5月3~4日にて行なった新歓合宿のまとめです!
1日目
早朝博多駅に集合し、特急で豊後中村駅まで。特急だなんて、いつになくリッチ。
豊後中村駅からは九重町コミュニティバスで牧ノ戸峠まで。
風は冷たいが日差しは強く、絶好の登山日和の予感。
出発前に一枚。
5月連休ともなると多くの登山客で賑わい、かなり混雑していました。
お蔭でのびのびとした山歩きにはなったものの、時間がかかり過ぎるのは痛い。
ひとまず星生山に登頂。眼前には白煙立ち込める硫黄山。
硫黄の煙って、なぜか見ているとテンション上がるんですよね!
久住分れを経由して、久住山のすぐ下のコルにザックをデポ。山頂までは空身でピストンします。
山頂は登山客でごった返し状態。
私はせっかちなので、すぐにシャッターを切り山頂を後にしました。
だんだん雲行きが怪しくなってきた。
このあとは中岳を経由し、白岳沢から坊ガツルへ行く・・・はずだったのですが。
白岳沢の道は土石流の危険ありということで封鎖。
しかたなく北千里浜から迂回することに・・・。
このせいで行動時間が予定より1時間ほど延びてしまった。
坊ガツルに到着したのは16:30頃。すぐに空いた場所に幕営し、夕食を作る。
私が計画した麻婆丼が好評で良かった。
次の日、雨が強ければ長者原に下山することも考えつつ就寝。
2日目
朝5時に起床し、棒ラーメンを食べる。まずくはないが嫌いだ。
風はやや強いが、小雨だったため計画通り黒岳方面へ行くことに決定。
ひとまず目指すは大船山。段原まで登るとザックをデポして山頂へピストン。
展望は無い。
メンバーの士気も上がらず、苦行登山の雰囲気が満ちる。
ここからは米窪を通って風穴へ行く。
1年生の1人が遅れ始めたため、ペースを緩める。
風穴からは黒岳最高峰の高塚山への登りが始まるが、これがかなりキツイ。
15分毎くらいで小休止を取りながら何とか登りきる。
山頂は狭いが、低木で冷風が防げたため居心地は良かった。
・・・が、遅れていた1年生がなかなか来ない。
少し降ってコールすると、「ちょっと来てくれ~!」との切羽詰まった声。
駆けつけると道沿いにテントが建っており、中で1年生が眠り込んでいた。
話を聞くに、突然意識を失ったらしい。
ひとまず快復するまで休めることにし、山頂で待機しているメンバーにもテントを建て待機するように指示。
しばらくの議論の結果、1年生に上級生3名が付き添い、他のメンバーは計画通りに白水鉱泉を目指すことに決定。
下山してから警察に通報することとした。
降りるメンバーからも非常食と水を貰い、少なくとも2日は保てる準備をした。
午後1時頃、1年生の意識が回復。ほっと胸を撫で下ろす。
おしるこを作って飲ませると、疲れているためすぐにまた眠る。
待機していた場所が山頂付近ということもあり、辛うじて携帯に電波が入った。
そのお蔭で警察や消防の方々、1年生のお父様とも連絡を取ることができ、事態をスムーズに伝えることができた。
19:30頃に救助隊の方々が到着し、軽く食事を摂った後4人全員が救助隊とともに下山する。
風穴からガラン台へ抜け、竹田市側に出た。
その後消防の方々に搬送先の病院まで送っていただき、この日はここに泊まって良いとのこと。
1年生はひとまず点滴を打ち、明朝簡易検査を受ける。
翌日、簡易検査の結果、直接的な異常は認められなかったそうだ。
疲労などが原因であれば良いが、簡易検査では分からない病気なども考えられるため、一度しっかりとした検査を受けることを勧められた。
このような形でひとまずは事なきを得て、無事に福岡に帰ることができた。
まずは迅速かつ適切な救助をして下さった大分県警察および竹田市消防本部の方々に、この場を借りて深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。
今回のアクシデントの原因は、1年生の体力や健康状態のチェックを怠ったことにあります。
またリーダーとしての判断にも至らぬ点があり、風穴から男池方面へ抜けるという選択肢を思いつきませんでした。
そのほか、登山届を提出していない、メンバーが計画書類を印刷していないなど、準備の甘さもあり、通報後の対応に支障を起こしてしまったものと思います。
今後は事故対策についてメンバー内でしっかりと協議し、より安全な登山を目指して参ります。
無理な行動をさせてしまった1年生とそのご両親にお詫びを申し上げるとともに、今後も山岳部に残って活動していただけることに感謝いたします。
上級生一同で積極的にサポートしていきますので、どうかこれからもよろしくお願いします。
少しご報告が遅れましたが、5月3~4日にて行なった新歓合宿のまとめです!
1日目
早朝博多駅に集合し、特急で豊後中村駅まで。特急だなんて、いつになくリッチ。
豊後中村駅からは九重町コミュニティバスで牧ノ戸峠まで。
風は冷たいが日差しは強く、絶好の登山日和の予感。
出発前に一枚。
5月連休ともなると多くの登山客で賑わい、かなり混雑していました。
お蔭でのびのびとした山歩きにはなったものの、時間がかかり過ぎるのは痛い。
ひとまず星生山に登頂。眼前には白煙立ち込める硫黄山。
硫黄の煙って、なぜか見ているとテンション上がるんですよね!
久住分れを経由して、久住山のすぐ下のコルにザックをデポ。山頂までは空身でピストンします。
山頂は登山客でごった返し状態。
私はせっかちなので、すぐにシャッターを切り山頂を後にしました。
だんだん雲行きが怪しくなってきた。
このあとは中岳を経由し、白岳沢から坊ガツルへ行く・・・はずだったのですが。
白岳沢の道は土石流の危険ありということで封鎖。
しかたなく北千里浜から迂回することに・・・。
このせいで行動時間が予定より1時間ほど延びてしまった。
坊ガツルに到着したのは16:30頃。すぐに空いた場所に幕営し、夕食を作る。
私が計画した麻婆丼が好評で良かった。
次の日、雨が強ければ長者原に下山することも考えつつ就寝。
2日目
朝5時に起床し、棒ラーメンを食べる。まずくはないが嫌いだ。
風はやや強いが、小雨だったため計画通り黒岳方面へ行くことに決定。
ひとまず目指すは大船山。段原まで登るとザックをデポして山頂へピストン。
展望は無い。
メンバーの士気も上がらず、苦行登山の雰囲気が満ちる。
ここからは米窪を通って風穴へ行く。
1年生の1人が遅れ始めたため、ペースを緩める。
風穴からは黒岳最高峰の高塚山への登りが始まるが、これがかなりキツイ。
15分毎くらいで小休止を取りながら何とか登りきる。
山頂は狭いが、低木で冷風が防げたため居心地は良かった。
・・・が、遅れていた1年生がなかなか来ない。
少し降ってコールすると、「ちょっと来てくれ~!」との切羽詰まった声。
駆けつけると道沿いにテントが建っており、中で1年生が眠り込んでいた。
話を聞くに、突然意識を失ったらしい。
ひとまず快復するまで休めることにし、山頂で待機しているメンバーにもテントを建て待機するように指示。
しばらくの議論の結果、1年生に上級生3名が付き添い、他のメンバーは計画通りに白水鉱泉を目指すことに決定。
下山してから警察に通報することとした。
降りるメンバーからも非常食と水を貰い、少なくとも2日は保てる準備をした。
午後1時頃、1年生の意識が回復。ほっと胸を撫で下ろす。
おしるこを作って飲ませると、疲れているためすぐにまた眠る。
待機していた場所が山頂付近ということもあり、辛うじて携帯に電波が入った。
そのお蔭で警察や消防の方々、1年生のお父様とも連絡を取ることができ、事態をスムーズに伝えることができた。
19:30頃に救助隊の方々が到着し、軽く食事を摂った後4人全員が救助隊とともに下山する。
風穴からガラン台へ抜け、竹田市側に出た。
その後消防の方々に搬送先の病院まで送っていただき、この日はここに泊まって良いとのこと。
1年生はひとまず点滴を打ち、明朝簡易検査を受ける。
翌日、簡易検査の結果、直接的な異常は認められなかったそうだ。
疲労などが原因であれば良いが、簡易検査では分からない病気なども考えられるため、一度しっかりとした検査を受けることを勧められた。
このような形でひとまずは事なきを得て、無事に福岡に帰ることができた。
まずは迅速かつ適切な救助をして下さった大分県警察および竹田市消防本部の方々に、この場を借りて深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。
今回のアクシデントの原因は、1年生の体力や健康状態のチェックを怠ったことにあります。
またリーダーとしての判断にも至らぬ点があり、風穴から男池方面へ抜けるという選択肢を思いつきませんでした。
そのほか、登山届を提出していない、メンバーが計画書類を印刷していないなど、準備の甘さもあり、通報後の対応に支障を起こしてしまったものと思います。
今後は事故対策についてメンバー内でしっかりと協議し、より安全な登山を目指して参ります。
無理な行動をさせてしまった1年生とそのご両親にお詫びを申し上げるとともに、今後も山岳部に残って活動していただけることに感謝いたします。
上級生一同で積極的にサポートしていきますので、どうかこれからもよろしくお願いします。