どうぶつ幼稚園の園長先生から
謎の解決を依頼されたCocoさんです。
赤青黄、三つの塔のうち、正解は一つ。
子供たちのうち、カギを握る子供はたった一人です。
赤黄のボールと
印の付いた三つのひらがなから
守り神様が封印されている塔と
それを開くことのできる子供を
Cocoさんは、正しく読み解くことができるのでしょうか。
ずっと考えていたCocoさんは
「そうか。わかった!」
と一声叫び
やっと立ち上がりました。
赤黄のボールだから
二色の塔のうちどちらかだろうと思ったけれど、
それが間違っていたんだ。
このボールには「青がない」
きっと、封印した誰かは青い色が嫌いだったんだ。
青がいやね・・・青いやね・・・青い屋根・・
つまり『青い屋根』の塔に、
守り神様は封印されているに違いない。
そして三枚のひらがなは、
五十音表の中にあった。
だから、「う」の下には「え」、
「う」の上には「い」がある。
数字は、それぞれの文字を並べる順番。
つまり1番初めの文字が「え」、4番目が「い」
「な」の前には「と」、これが2番目。
「な」の次には「に」、これが3番目。
「ゆ」の左隣にはラ行う段の「る」、これが5番目。
5つの文字を番号順に並べてみると
「え・と・に・い・る」
動物たちのうちで
干支、つまり十二支に含まれている子が
封印を解く力を持っているのです。
と、いうことは・・・
「みつけたっ。きみだ!!」
そう。カギを握る子供は、
うさこちゃんだったのです。
やったやった。
どうもありがとう。
校長先生は大喜び。
さっそく、うさこちゃんは青い屋根の塔に上り
封印されていた扉を開きました。
すると中から
不思議な光が当たりを照らし・・・・・・
出てきたのは、
一匹のタヌキさん。
「や~れやれ。
やっと外に出られたわい」
とタヌキさんは、甲高い声で言いました。
「本当にあなたが、幼稚園の守り神様ですか」
Cocoさんは半信半疑。
「そうともさ。
これからひとつ、子供らのことも、あんたのことも
幸せにしてあげようね」
「そ、それはどうもありがとう・・・」
お礼を言ってはみたものの、
やっぱりもうひとつ、納得がいかないCocoさんなのでした。
おしまい♪
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