とっても恥ずかしい私事ですがこのまま葬ると次たる被害者がと思い載せました・・・
それは先日1月24日 日曜日 午後12時30分ごろです。
身長170前後、細身、黒のスリムパンツ、白いシャツ、黒いハンチング帽、年齢50前後
の男がとても感じよく入店、
「私、HPやパンフレットなどの写真撮影の仕事をしております井上秀司と申します。
只今、ミュージックカフェを立ち上げる店舗様のHP掲載写真を恵比寿のスタジオで撮影しておりまして
そのオーナー様とスタッフがバンドを組んでいる様な写真を撮りたいのですが、この近所にあるギター教室から
借りるはずのギターがドタキャンされて大変困っております。明日の1時までにはお返し出来るので
貸して頂けないでしょうか?」
との内容でした。
「今は名刺と保健証しか持ち合わせがないのですが、決して怪しい物ではありません。」
と2つを手渡されました。
保健証の内容と名刺を照らし合わせて保健証はお返ししました。
それから細々した内容、事情を聞きましたが井上秀司本人は楽器は全く分からないとの事、
どうして良いか困り果てた様はだんだん疑いも薄れすっかり同情に変わっておりました・・・
馬鹿な私は自ら 「そのオーナーはどの様なジャンルが好きか聞いてますか?」
「たしかレッドツェッペリンとか言っておりました・・・」
さらに大馬鹿な私は「それならレスポールだねぇ~」
っとGibuson レスポール それも一級の虎木を引っ張りだして説明しちゃいました・・・
井上秀司は「私は何をおっしゃっているのか全く分かりませんが撮影映えするとっても奇麗なギターですね。」
その言葉にすっかり騙されて貸してあげる事にしてしまいました・・
井上秀司はさらに「このギターを扱うのに注意点はありますか?」
などとド素人な質問をするからネック、ヘッドが弱いので転倒、落下だけは注意して下さい。と念を押し
手渡した瞬間、ハードケースを握った井上秀司は「結構重いのですねぇ。」
と少しよろけた演技までしました。
もう完全に騙されましたよ・・・
楽器レンタルを装って数々の犯行をしてきた人間とは思えないぐらいに演じておりました・・・
『 井上秀司 楽器 詐欺 』でググると沢山引っかかります。7年程前から同じ手口で実刑も受けており
去年2015年の8月に出所、さらに顔写真、出身大学、身の上まで出てきます。
私の場合、借用書を作らなかった事で警察は全く関与して頂けません。
これほどの被害、情報、証拠があっても警察はネットは全く関係無いとの事、
まぁ分からないでも無いが全くこちら側に向いてももらえずただただ
「どうにも出来ません。」と言われるだけ・・・
当然私が悪いのです。馬鹿でした・・・
名刺の内容は
有限会社 Syu Project
井上秀司 syuji inoue
東京都八王子市寺田町 ●●●-●●●-●●●
携帯はPHS 070~です。
ハンチング帽をかぶっておりましたが禿げているそうです。
眼鏡をかけている事もあるそうです。
個人店が狙われる様なので東京周辺の方は呉々も注意して下さい。
最近ギターの思考が変わって来て昔は目もくれなかったギターが恋しくなってきました・・・
その一つがジュニアです。
シンプルで味気なく全く興味が無かったのに・・・
で!
見つけたのがご覧の通り可哀想なジュニア・・・
ネックが3回も折れてしまったんです・・・
廃棄処分の所を救い上げました~
まんまヘッドはあるけど折れが複雑・・・
2回のレストア痕が痛々しいです・・・
ほとんど割れ目が合わないのでセンターをきっちり出して挟み込み接着~
裏はこんな感じです・・・
あらら・・・
トラスロッドが露出してしまっている・・・
でこれが欠片~
あとから埋める様に接着です~
何とか接着成功~
表はこんな感じ~
いつもならツキ板剥がして新たに張り合わせるのですが
ロゴが綺麗に残っているので勿体ない!!!
何とかロゴを残して修正です。
サイディングで平らにした所~
クリア塗装した上からいけない事をしてシワをよらせました~
これは自転車塗装で失敗したハプニングで絶対やっちゃいけない事でした~
どうするかは内緒~!
乾燥後磨くとこんな感じに仕上がりました~
適当にダメージっぽく良い感じ~
今後の課題は裏の塗装修復です・・・
まだどうやって修復するか悩み中です・・・
ちょっと寄り道・・・
「レスポール ネック折れ」からちょっとそれて別件のペグを修理しました~
無理な力がかかりペグのカバーが破損してバラバラになってしまいますた・・・
この爪が欠けてしまいました・・・
さぁ~どうしよう・・・
閃きましたよ!
この様な普通では破棄されてしまう様な状態を何とか修復、復帰させるのに生き甲斐を
感じる私です・・・
まず、角にリューターで傷を深くいっぱい付けます~
ABS樹脂を三角錐に切り出してこれも切り込みをいれて傷を付けます~
エポキシ接着剤で接着します~
傷を深く付けていれば経験上剥がれる事はありません~
エアガン作りの経験です~~~
ペグのギアが干渉しない様にリュターで丸く削り、
ABS樹脂の所に1.5mmのネジ穴をタップで切ります。
ペグの裏から1.5mmのネジで止めました~
完璧にガッチリ止まりました!!!
破棄されてしまいそうなペグを復活できました!!!
3弦のペグです~
これで当分は大丈夫でしょう~
私も修理のスキルがあがりました~
ラッキ~~~
ひょんな事からお友達の楽器販売のお手伝いをしております~
お店の中は所狭しとギターが並び完全に楽器屋さん状態・・・
楽器に囲まれてとても幸せなのですが全く利益にならない様子・・・
美容師も腰痛とメンタル面で年齢を重ねるごとに将来が不安です・・・
私も50歳までには末永く続けられる商売を見つけたいのですが
何かありまあえんかねぇ~
自転車もブームにあやかってと思いましたが私自身最新型に全く興味が無いし
ビンテージのレストアも割に合わない・・・
後はユーラシアが1台とタンゲが2台ストックしているので
自分用に2台と千に1台をレストアして楽しみます~~~
どんなに不景気でも音楽は不滅だし楽器屋はつぶれないので割が良いと思いきや・・・
世の中そんなに甘くないですわ~~~
でも全部欲しい~~~
千のロコというメーカーのウクレレコンサート~
マホガニー単板でとても暖かい綺麗な音色のウクレレです~
ペグをギア式に換えたいとの要求で改造を試みるのでしたが・・・
ブッシュを叩き抜いたらヘッドが割れてしまった!!!!
なんて事だ!!!
製造過程で塗装が乾ききらないうちにブッシュを打ち込んだのでしょう・・・
中国製だからなぁ・・・
大変な作業となってしまいました・・・
トホホ・・・
まずはドリルで穴を広げます~
これ以上割れない様にテープを貼り、表から、裏から慎重に~
割れた所を修正するには一旦塗装を剥がさなきゃです~~~
綺麗に剥がせた~~~!!!
と喜んでいたら
あれ???
何か足りないぞ???
インレイが無くなってる!!!
そうです!!!
ヘッドインレイは本物ではなくシールだったんです!!!
ここまでの行程の写真が紛失してしまいました・・・
いきなり塗装完成です・・・
行程と申しますと
1、との粉で溝を埋める
2、着色剤を混合して限りなくボディーと同じ色に着色する
3、サイディングを塗り、削って面を出す
4、仕上げにポリウレタン系の塗料でツヤツヤに仕上げる
こんな大変な作業を順を追って載せようと思ったら写真を紛失してもうて・・・
ここからはインレイシールを貼って更にクリアー塗装です~
インレイシールはせっかくなのでデザインを変えました~
貼付けたところ・・・
さぁ~
塗装にかかるよ~~~
何度も何度も塗り重ねて完全に乾いたら磨いてインレイシールとの段差を無くします。
3回ぐらい磨きをかけたらやっと段差が無くなりました~
更に何度も塗り重ねて完全に乾かします・・・
完全に乾いたら耐水ペーパーで磨いてコンパウンド仕上げ~
ピカピカになりました~!!!
やっとギアペグを取り付けられます~
ちょっと角度がズレました・・・
意外にペグの取り付けって難しい・・・
じゃじゃ~~~ン!!!
完成なり~!!!
綺麗でしょ~!!!
とんだ作業になりましたがホント塗装ってヤツは手を焼く作業です・・・
完成しました~!!!
蘇ったウクレレ~!!!
このウクレレはブルースウェイアート工房、ベトナム製です。
この製品は最初からネックが反ってしまったジャンク品でしたが
本来ここのメーカーの作りはしっかりしております。
しかし、何故か細かい調整がされていないので初心者は戸惑うかも知れません。
リペアでナット、サドル、フレットの擦り合わせ、その他
を調整するととても良い楽器になりますよ。
単板で鳴りも良くネックが細めで女性でもテナーサイズがとても弾きやすいです!!!
インレイも凝った物が多く魅力的です。
呉々もブルースウェイは調整が必要なメーカーなのでその点はご注意を!!!
決して粗悪な商品ではありませんよ~
おまけに今回エレクトリック化しちゃいました!!!
ボタン電池仕様のウクレレ専用アンプにピエゾマイクを装着して完成です!!!
いつか音のお披露目しなくちゃですね~~~!!!
ご無沙汰してしまったウクレレ修理~~~
塗装を剥がした後は塗装にかかります~~~
まずは木目を埋めるとの粉です~
アカシアコアなのでとの粉は赤をチョイス!
水で溶いで塗ったくります~
生乾きになったらよけいなとの粉を布で擦り取ります。
この様に木目が埋まったらシーラーを塗ります~
シーラーを塗って乾かして耐水ペーパーで研磨した状態・・・
随分とはしょってしまいますた・・・
これで下地の完成です~
お次ぎは仕上げのクリヤー塗装です~~~
薄めに何度もスプレーします~
まぁ~
あまり厚くならない様に加減してちょ~
うん~
良い感じ~~~!!!
元々のつや消し仕上げより艶あり仕上げの方が好みかも~
塗装も済んだら最終仕上げでフレットの擦り合わせです~
専用ヤスリで均一に削ります~
オレンジオイルを垂らして耐水ペーパーでフレットを磨いてピカピカね!!!
後はブリッジを接着してペグを付けたら完成かなっ!!!
お友達のHappinesscatsじょうさんから譲り受けたウクレレ~
ネックが反っているとの事でDIY心がうずうずと~~~
逆反りで1~2フレットがビビリ演奏出来ません・・・
ウクレレはトラスロッドなどありませんから強制矯正?します~
まずはオレンジオイルを指板に染み込ませてフレットを抜きます~
フレットを抜いた指板にアイロンで加熱して指板をネックから剥がしました。
フレットを抜くと案の定指板がペリペリ割れてめくれちゃいました・・・
ペーパーをかけて削り粉を割れ目に詰めてアロンアロファで固めます。
ペーパーをかけてまたアロンを染み込ませと平になるまで何度も繰り返します・・・
トホホな作業ですが覚悟はしておりました~
ネックはアイロンで加熱して矯正します~
うちのアイロンはコードレスに替えたばかり~
しかしコードレスは長時間温度が一定に保てません・・・
何度も加熱して数時間後クランプで締め付けます。
定規を半分、間に挟んで順反りに固定~
ところが・・・
素直にキツい順反りになってしまった・・・
また加熱して逆反りにクランプしたら今度は見事逆反りに戻ってしまった・・・
水分量の関係かその後何度やっても逆反りのまんま・・・
まいったなぁ~どうしよう・・・