W2月25日歌舞伎座千穐楽に行ってまいりました。大物浦を出さはると発表があった時に、これがニザ様の知盛一世一代やろうなって思った。ほんまは松竹座でやった時で最後と思ってる人もいたかもやけど、私はその時は香港で戻れへんかったので歌舞伎座で出さはるとしり、絶対に見に行くぞーと思いました。友達に切符の手配をお願いしたら千穐楽に一緒に行かない?って誘ってもらったので、ほんまの最後を観に行くのもええなって思って千穐楽の一等をお願いしました。発売にはいつものようにかぶりをとってくれはった。どうせなら三部も観ようかという話になって、鼠小僧は3Bを取ってもらった。まあ、初日から千穐楽までは長い。。。その間どうか中止になったりしませんようにと祈りながら待ちました。そして、25日が無事奇跡的に二部だけ何事もなく迎えることができて本当に、神様に感謝しましたわ。25日は9時前ののぞみで東京に向かった。11時前に品川に着いて、東銀座のホテルに荷物を預けて一番にその日発売になったユニコロのイネスとのコラボの服を買いにユニクロ行って、希望のワンピとカーディガンをこうた。その後は、Mもちゃんと待ち合わせをしてるコメダイズに行って、私は先にランチを食べ始めた。少し遅れてMもちゃんがきはった。久しぶりなので、色々積もる話もあって機関銃のように話をして、14時前にお店を出て歌舞伎座に向かいました。
切符を発券して中に入った。実は前日、Mもちゃんが5列目のセンターを見つけたのでそっちは観やすいからどう?って言われたんやけど、やはり1列目の被りは久しぶりやしちょっと上手やけど、かぶりのお席で見ることにしたの。確かにちょっと首が痛いけどやっぱりかぶりは観やすいし被りでよかった。渡海屋と大物浦はTVでは何度も観ているけど生は初めて。ニザ様の銀平が花道から出てきはったら、もう目が首付けよ。ただ、渡海屋でのやりとりの時、ちょっと眠くなってしまったんやけどね。(笑 大物浦の場面になってニザ様が血だらけで花道出てきはったてからは、もう一瞬でも目を逸らすことができない緊張感。体に刺さってる矢を引き抜いて舐めはる時とか手を合わせて拝まはる時なんかはこっち向いてはるので、もう私睨みつけて見ていたと思うわ。孝太郎さんは私の目の前で胸をついて死なはるしほんま、眼のまえで繰り広げられる世界に引き摺り込まれました。ニザ様が海に飛び込む準備をして飛び込むまで、もう涙が溢れてきて止まらない。。。マスクしててよかった。義経たちが去って行って最後に弁慶の左團次さんが法螺貝を吹かはって終わるんやけど、左團次さんもさすがやった。お元気でよかった。。。そして幕が閉じたんやけど、そりゃみんな拍手するよね、拍手が鳴り止まないよね。私も千穐楽やしもしかしたらカテコあるかなあって思ったりしたけど、あの血まみれの格好で出ては来れないから、きっとないはずと思ってた。なので、素晴らしい舞台に拍手を打ち続けたいけど、もし無理して出てきはるのなら嫌やなあって思って、途中で私はするのをやめたん。多分5分くらいは続いてたのかな?突然幕が開いたと思ったら、何にも無くなった空っぽの舞台にお部屋着を着てお化粧を落としたにざ様が正座をして手をついてはったん。もう、そうなったらみんなスタオベ。私も立って拍手したけど、その姿を見てもっと涙が出てきたわ。。。あれだけ、早いこと顔落として着替えてはったのはきっと出るつもりでいてくれはったんかなあって思った。顔を上げはって手を広げまたお辞儀をしはるニザ様にほんま心の中でありがとうございました、素晴らしい舞台でしたと叫びました。もう、ちょっとしばらくは他の人の大物浦見たくないな、、、なんかもう心の中が感動でいっぱいのまま、Mもちゃんと三部の前の食事に花篭に行きました。
三部の鼠小僧次郎吉はよかったです。菊ちゃん素敵やったし丑くんが本当にうまくならはった。歌舞伎が好きなんやなあ、あんな長い台詞よく覚えられるもんや。。。いやあ、二部も三部もよかったわ。今月の三部は終わるの遅かったので、ホテル近くでよかった。それにしても、ほんまに今日の歌舞伎は感動でした。。。