今日も、仕事から帰ってから、ずっとマーチンをいじっていた。
サドルは、両端を綺麗に整え、1音づつ音を確かめながら、微妙に弦高を最終調整をした。
購入したサドルは、1弦~2弦で切込み式のオクターブ調整されていたが、やや2弦が引っ掛かる感じがあったので、そこは0.1ミリ単位で少しづつ削った。
リペアショップでは低くなりすぎた1弦も2弦に合わせるようにスムーズに湾曲させて、さらに、ほんのわずか下げた。
ここでまた1弦を下げ過ぎると、元の木阿弥。
ちょっと勇気のいる作業だった。
本当に微妙なんですわ。
弦と接触するサドル部分は、うんと細かな紙ヤスリでテカりを出すように磨いた。
その際は、できるだけブリッジピンから出て、サドルに載る弦の傾きに合わせるようにした。
この方がより多くボディに振動を伝えられるような気がする。
削っては、ギターに付けてみて、鳴らしてみる。
そしてまた気になる所を外して削る。
フッー
これ以上やっていると、また削り過ぎてしまいそうだ。
これで完成形とすることにした。
肝心の音。
音は昨日より、はるかに爆音になっている。
音が伸び、共鳴しあうためか、マーチンの個性とも言える、シャラーンという透明感は、やや薄まった感じ。
その代わり音の伸びと、広がりがアップしたようだ。
ネックに伝わる振動も昨日より、明らかに大きくなっている。
色々苦労し、何度もやり直したが、ここへきて、やっとマーチンD-28が、ヤマハLA-28を音的に超えたような気がする。いいギターになった。
自画自賛。
こうやって、少しづつ自分の愛機を作りあげていく作業は、素直に楽しい。
オイラ、本当はラッコマンではなく、クラフトマンが向いているのかもしれないなぁ。笑