これからアコースティックギターの購入を考えていらっしゃる皆さまには、ぜひYouTubeでギタークラフターが制作している所の動画をみていただきたいのです。
最近、オイラは、こうした制作動画にはまってます。
アコースティックギターを作ると言うことは、トップ板を削り、力木を張り、サイド板を曲げ、バック板を張り、ネックを削り、フレットを1本づつ打ち込んでいきます。
さらにアバロン貝で飾りをピンセットで付けていきます。
塗装に磨きなどなど。。。
オイラには絶対真似できない繊細な作業の連続です。
これだから1本、1本のギターに個体差が出てくるし、クラフターの腕に依るところもあるのでしょうね。
さらに一番大事なことは、こういう作業をしてクラフター1人が月に何本作れるのかということです。
木工ボンドが乾くまでの時間も必要ですしね。。。
仮に月に10本作ったとして、そのギターを1本、一万円で売っていては生活できません。
1本、5万円で売ったとして粗収入が50万円。
材料費、電気料金、設備費などを考えると、この5万円でもきついですね。
ですから、皆さん、特にお若い皆さん。新品のアコースティックギターをお求めになるなら、この1本5万円は新品ギターの最低ラインの価格だとお解りいただけると思います。
ギターって手工業の芸術品なんですね。
それを、どうぞご理解いただいた上で、ご自分に合ったマイギター選びをなさってくださいませ。
ただし、高価なものが、そのままいいギターかというとそういう訳でもありません。
それを見分け、聞き分けるのがギター選びの醍醐味かもしれません。