若い頃からクルマが大好きだった。
みんながスパイクタイヤを履いていた当時からドリフト走行の
練習のため、わざわざスタッドレスを履いていたほどだった。
でも町中で無謀なことをした事は一度もない。
たいがい深夜の山の中とか、早朝のスキー場とかで一人、
運転の練習をして満足していた。
最近ではスピード違反も怖いし、人身事故などは絶対に起こし
てはならないと心に誓っている。
それなのに昨日、とても怖い思いをした。
滝川の市内は、まだ道路が雪の壁で覆われている。
脇道の交差点だったが、左右は雪の壁のため見えない。
こちらに一時停止の看板があったので、停止し、そろそろと左右
を確認しながら、クルマの頭を出していった。
「ビ・ビ・ビ・ビ・ビ~~」
大きなクラクションが5回鳴った。。。
びっくりして急停止。。。
右から軽自動車が通り過ぎていった。。。。
停止した時に右のウインドウに軽自動車が見えたので、それほど
きわどいものではなかったと思うのだが。。。。。。
すれ違いざまに、その男運転手が、ものすごい血走った眼で、こ
ちらを睨み付けて行った。。。
あれは獣の眼だ。。。。
ライオンとか、トラとか、オオカミとか。。。。
「ぶっ殺すぞ」って時の眼だ。
怖かった。。。。
でも、本当に怖かったのは彼の眼ではない。
5回もクラクションを鳴らす暇があったら、ブレーキを踏むことが
十分にできただろうし、こんな雪壁の中をみんなが運転している
んだから、自分の優先制だけを主張しているだけじゃダメなんじゃ
ないの。。。。
何か面白くないことがあったのか、パチンコにでも負けたのかな。
こういう運転者が自分の周りにも一杯走っているんだということを
再認識させられた。
背筋が寒くなるほど怖くなった。。。。
自分がどれだけ気を付けていても、それだけでは足りないのだ。
あとは、そういう場面に出会わないように祈るしかないのか。
みなさんも、どうぞご注意ください。。。。
事故で助かっても、その後の喧嘩で殺されることもあり得るような
眼でした。。。。
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