師走ですから基本的に皆さんは大掃除とかお買い物とかお忙しいですよね。
ラッコマンとしては通常は仕事のため、旭川のアパートに住んでいるので札幌の自宅に帰った時にしか触らないギターがあるんです。
その一つがTaylor110CEです。
これは旭川の島村楽器さんで110,000円くらいで買ったと思います。
トップ板のみ単板、サイド、バック板はウォルナット合板のエレアコです。
最近はレコーディングにこのギターを主に使っています。
このギターの良い所はエレアコであること。
つまりギターとアンプをシールドで繋げば、そのままレコーディングができます。
手元で音もある程度、変えられます。
軽いので使いやすいという点も評価できます。カッタウェイで高いコードが弾きやすいこともあります。
ただ残念なのはサイド、バック板が合板なのと、サドル、ナットが人工象牙(タスク)みたいなものなんです。
どうもこの辺りが悪さして生音では、どこかダンボール感?ボコボコ感みたいな所があります。
アンプを通すことを考えるとあまり響かない方が音を加工しやすいので、そんな感じにチューニングされているのかなと思っていました。
今回、師走の1日を使い、このTaylorのサドルを牛骨に交換しました。
サイズ的にはTaylor専用の安い牛骨サドルが販売されているので、大きな失敗はなさそう。
Amazonで2本入って900円弱。
純正と比較すると高さだけが2ミリほど高かった。
この機会に弦高も少し下げたかったので底面を3ミリ下げることにした。
ひたすら紙やすりで底面を削る。
ここは平面になっていないと音に悪影響が出るので注意、注意だ。
純正のサドル底面と合わせてみて隙間がないことを確認した。
あとは少しでも良い音になるよう、うんと細かい目のやすりで磨いていく。
最後はコンパウンドオイルで鏡面仕上げに。
3ミリ削ったことで12フレットの弦高は約2.5ミリ。(標準比△0.5ミリ)
こんなもんでしょう。
実はこれ以上削ると1弦がブリッジに触れそうだ。限界ということでしょう。
結局、音がどうなったか?
それがね。
すごいのさ。
あのボコボコ、ダンボール感がすっかり消えてシャリーンになりました。
良かった、良かった。
ナット交換は素人には難関なので、今回は純正のままにしました。
サドル交換される方は、すべて自己責任でお願いします。
発注の際にサイズを間違わられる方が多いようです。
私の所にやってきたjamesくんは、サドルは寸たらず、ナットは1ミリのサイズ間違いでした。
まぁ、そのお陰で安く購入できまして、自分でサドル、ナットを牛骨に交換してから素晴らしい一台になりました。
購入の際はちゃんとサイズを測りましょう。
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