どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

療養計画

2023-01-25 08:46:00 | 日記
昨日、お互いに自宅に帰りました。
次は金曜日に友人が我が家に来ます。それから2ヶ月くらいココで療養。

あちらさんは、リビングでテレワーク。私は私のお絵描き部屋でマンガを描きます。

去年、中途半端でめげた「Double Life」を完成させます。ページ数を減らさないと描ききれないので、前半のネームをタイトにします。

ホテルで隙だったので、スマホに書いてあるストーリーを読んでいて、あ!コレは!!!話が纏まってるじゃん!完成させなきゃと思った次第。めげた理由がページ数150P。

テーマが「人間の幸福」なので、短編では描けない。それでも、ネームのテンポを上げて少しでも短く限りなく100pに近くネームからやり直します。
前半が、だれている。



IQ200の天才が、被虐待児として産まれて「頭がいいこと」で自尊心だけは失わず18才の誕生日に地獄の家庭から逃げ出す。高校は中退。そこから始まる人生の下剋上の物語。この主人公は人間としては歪です。愛されなかった子供は、人間としてまともになれるのか?

18才から21年間の物語です。
この子の生きる指針は、幼い頃別れた父親がくれたアダムスミスの「道徳感情論」の洋書と、父による一歳半からの英才教育。
父と別れた時は5才半。英語はマスターしていました。父親の顔は忘れたのに。

父親は、唯一の庇護者であり居なくなってからも彼女を導いていきます。

ストーリーは完全に出来ていて、父親も父親で自分の人生を切り開いていきます。妻と別れ娘を捨てることになり、続きのストーリーで大輪の花を咲かせます。でも、娘を助ける事ができない。

鬼のような母親は徹底的に娘をいたぶります。幼い頃は食事もまともに与えず、児相に目をつけられない程度に虐待し続ける狡猾さを持っています。

高知能のギフテッドの少女は、ボロを纏い給食を貪り、同世代の友達も出来ず、それでも家出の日まで生き抜きます。
そのひたむきな姿は、他人という人間の心を動かし、陰ながら手を差し伸べる人達が存在します。それに主人公が気がつくのは30才を過ぎた頃。

資本主義を提言したアダムスミス。でも、この学者は「人間の幸福はお金ではない」と言い切っています。