早咲きの芍薬に遅れる事10日間程して、
遅咲きの芍薬が咲き始めました。
遅咲きのピンクの芍薬は少し花弁をほころばしたままの状態で全開しません。
数日間、微かに上品な香りを放ちながら、散ってしまいます。
真丸な蕾の時期が長く愛らしいです。
芍薬の花は全開して居ないのですが・・・
丁度、花弁がほころび始めた頃、ツマグロヒョウモンの♀が飛来しました。
ピンクの芍薬は、花弁が開花し始めると微かに良い香りを放ちます。
ツマグロヒョウモン蝶は香りに魅かれて飛来したのかも知れません。
同じ頃、ピンクの日本芍薬が開花を始めています。
開花しはじめは、まるでチューリップの様です。
日本芍薬は一重の芍薬なので、全開しない状態の花が美しいです。
花べりに所々白色の覆輪が入る種類の日本芍薬です。
早春に、芍薬が発芽するあたりにブラシの様な花を沢山咲かせていたヒトリシズカが
種を持ち上げています。
右下の3本の白いブラシの様な部分が雄蕊です。
雄芯の下の黄色い部分は花粉を作る役割をしている葯(ヤク)です。
白いブラシ型の雄芯の上に見える緑色の頭柱が雌芯で
受粉すると穂状の果実が出来ます。
フタリシズカの穂状の部分は花ですが、ヒトリシズカは果実で種が入っています。
ここに来て沢山のヒトリシズカが種を持っていますので、
来春はさらに沢山のヒトリシズカに出逢えると思います。