今年もテニスボール大の種球を付けているキバナムギナデシコ(キク科バラモンジン属)
に出会いました。
キバナムギナデシコの花の大きさはタンポポの花の1.5倍位ですが
花後の種球は、5倍ほどもあります。
キバナムギナデシコの花のガクは、花弁より長いのが特徴です。
花は半日花で11時頃には開花を終えて、長いガクが、咲き終わった花弁を包み込み
蕾状の形状を呈しますが、種の蕾は、これから咲こうとしている花の蕾より、
倍ほども大きいです。
花後、ガクに包まれている蕾状の中では、種が育っているのでしょうか。
下段・右側の写真をご覧頂くと一目瞭然です。
右端がこれから咲く花の蕾 👆
やがて種を包んでいるガクが開いて、テニスボール大の種球が現れます。
大きな種球からは、風に煽られる度に種が飛散していきます。
今年は少し離れた場所でも大きな種球が見られましたので
近付いてみると、昨年まで見ていた黄色い花ではなく、
花姿は全く同じですが、花色はムラサキ色でした。
この紫色の花はバラモンジンと名付けられている花です。
紫色の花が咲くバラモンジンは野菜としてヨーロッパから輸入されたそうですが
栽培されている様子を私は未だ見た事が在りません。
キバナムギナデシコ バラモンジン(ムギナデシコ)
昨年、花や種比べをしています。
2022.6.27写
タンポポとキバナムギナデシコの花とキバナムギナデシコの種球の大きさ比べ
上がキバナムギナデシコ。下がタンポポの花
タンポポの種球との大きさ比べ 2022.6.27写
何度目にしても興味深い植物です。