中国地方に線状降水帯が停滞した日、こちらも雨量が多く、
小さな河川では増水があり、オオバンの巣が流されてしまい
雛たちは、思いがけず早目の川デビューになってしまった様です。
本来なら巣の中で、親鳥が餌を運んで来てくれるのを待っているはずなのに
雛たちは川の流れが穏やかな処で、Ⅰヶ所に集まって
親鳥が餌を運んで来てくれるのを待っている何とも愛らしい姿が見られました。
4日後に観察に出掛けた時には身体の大きさは、一回り大きくなり
逞しくなっていましたが、残念な事に雛は2羽になって居ました。
6月23日に観察したオオバンの子供達は
身体の大きさは鳩を小柄にした位の大きさに育っており
泳ぎ方もかなり敏捷で、カラスやトンビから襲われる事が無い感じがします。
頭部の赤みがもう見られません。
それでも、再び惨事に合わない様、両親が終始付き添って居ます。
子供達の目前で親鳥が潜水の実習をして居る様に見えます。
子供達は真似て即、潜水をして居ます。
浮上した子供達。
望遠で覗いていると潜水の後、岸に上がって毛繕いしています。
もう、一人前の羽繕いの仕草です。立派な水かきですネ。
兄弟で餌のやり取りもしています。
偶然ですが、私の目前で1回転してファッションショーをしてくれました。
自力で採餌も出来ます。
それでも時々、親鳥に餌をねだっています。
親鳥同志で、まるで子育てについて話し合いをしている様に見えます。
最後は意見一致の、チュウ?
オオバンは普段から何処ででも目にしている水鳥なので、
あまり興味を持って観察した事が無かったのですが
今回、雛を追って居て、オオバンの眼が赤い事や水カキが白い事を知りました。
雛の成長と共にまだまだ新発見がありそうです。