職業柄ネズミの被害に悩まされる人々がその対策として(関連記事)として、ネズミ狩りにかけてはプロフェッショナルな猫集団を契約を交わすことがある。この一家も猫たちに食事と住み家を提供し、ネズミをはじめとする害獣を駆除してもらうことにしたという。
とはいえ夕時時になると「契約の餌をくれ、今すぐにだ!」と、玄関の前で報酬請求する猫たちの大合唱は、かなりすさまじいもののようだ。
毎晩借金取りのごとく夕食を所望する猫たちを、一瞬にして黙らせる唯一の方法が動画にて公開されていた。
その唯一の方法とは
エサをやる
これだけだ。というかこれ以外にはないそうだ。
ドアをあけると
image credit:COREY KARMANN
餌をくださいの大合唱
image credit:COREY KARMANN
で、カリカリを撒くと
image credit:COREY KARMANN
一気に静寂が訪れるアメージングな瞬間だ
image credit:COREY KARMANN
アメリカのネブラスカ州で農業を営むコーレイ・カルマンは、農場を維持するネズミ退治のため、プロフェッショナルな猫集団を雇っている。
カルマンは猫たちに住み家を与え、猫たちはネズミを捕獲する、実に合理的な関係なのである。そして夕時ともなれば、猫たちはカルマンの自宅玄関の前に陣取り、契約どおり夕食をいただきに来るのである。
昔からこうした農場で生まれ育ったカルマンや農家の人々は常に猫に囲まれる暮らしをしている。ここには穀物の倉庫がいくつもあり、それを狙って倉庫にやってくるネズミたちもやっぱり無数にいるのだ。
だが、素晴らしい仕事をする猫たちのおかげで、彼はここ数年ネズミを見ていないという。農場には12匹の猫たちが常駐し、140m ほど離れている彼の家と彼の父親の家を行ったり来たりしているのだ。そして猫たちは家の中に用意された猫の家より、外の農場を非常に気に入っており、まるで本物の農場主のようにふるまっているという。
猫集団のほとんどが、「人間になぞこびぬ」派に属しているものの、「撫でさせてあげてもいいのにゃ」派も少数存在するそうだ。もちろん家族は折を見て猫たちをペットとして可愛がっているという。
一家は猫たちの世話をし、獣医にも連れて行っている。その代わり、猫たちは農場を巡回し、一家の脅威となるネズミなどの害獣をちゃんと駆除しているのだ。
彼はこうして面白いほどにピタリと鳴き止む猫たちの様子を一般の人々に披露したかったそうで、動画を撮った後、速攻で猫たちにいつものちゃんとした餌を入れたボウルを置き、大好物をたっぷり味わっていただいたそうだ。
via:lovemeow・translated D/ edited by parumo
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