安倍晋三首相は3日夕、京都市に新幹線で入り、来日中のフランスのバルス首相と京都迎賓館で夕食を共にした。原子力や科学技術、文化など幅広い分野の協力を確認する見通し。5日の官邸での正式会談を控え、信頼醸成を図る構えだ。
両首相は4日には同市で開かれる「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム」に出席し、スピーチをする。その後そろって同市左京区の銀閣寺に移動し、庭園内を散策する予定だ。
バルス首相は初めての来日。国内人気の高さから「将来の大統領候補」(日本外務省関係者)とみられている。投資促進のため、フランスの企業関係者と共に日本入りしている。
5日の正式会談では、アフリカ支援や安全保障分野の連携も議題となるとみられる。