古美術商の男が喫茶店で休憩をとっていると、
その店の猫が餌を食べているのに気付いた。
驚いた事に、猫の餌が入っている食器は大変な値打ち物。
30万ドルは下らない代物だろう。
「ここの店主は物の価値を知らないんだな」
と思った古美術商はこの食器を安く買おうと策を練り、
「その猫を3千ドルで売ってくれ」と頼みこんだ。
すると渋々、店主は了解した。
「ついでにこの食器も頂くよ、猫は慣れた食器でしか餌を食べないからね」
と言うと、店主曰く、
「それは無理です。この食器は30万ドルはする値打ち物ですから」
古美術商は内心悔しがりながら、
「そうだったのか、でもなんでそんな品を猫の餌入れに?」と聞くと、
店主はこう答えた。
「これで餌をやっていると、時々猫が3千ドルで売れるんですよ」
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