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五代目柳家小さんの噺、「唖の釣り」

2015年10月04日 | 落語・民話

五代目柳家小さんの噺、「唖の釣り」(おしのつり)によると。
 

 上野の池は古くから殺生禁断の地でした。ところが七兵衛という男は、毎晩こっそりと上野の池へ鯉釣りに出掛け、それを魚屋に卸して生計を立てていた。それを聞いた与太郎さん「おらぁも連れて行ってくれ。ダメだったら、この話みんなに言ってしまうからな。」と脅して頼んだ。これには 七兵衛もしかたがなく、その晩、与太郎を連れて釣りに出掛けた。

 別れて釣り始めたら、与太郎は食いがいいのでキャアキャア言いながら釣っていたら、役人に捕まってしまった。かねて教わっていたとおり「病気のお母ぁが鯉を欲しがるが貧しいので買うことができません。悪いこととは知りながら釣っておりました」。しどろもどろながら教わった通りに申し開きをしたら、「こいつは少し足りない男のようだが、親孝行の為なら、今夜だけは見逃してやろう」、と許してもらった。

 続いて、今度は七兵衛が見つかったのだが、いきなり「また釣っとるかァ」と殴られた。「また」というのだから与太郎がしくじったのだと思った七兵衛、とたんに舌がもつれて声が出なくなってしまった。役人が唖と思い込んだのを幸い、器用に身振り手振りのパント マイムで親孝行の説明をする。
「なんと、今晩は親孝行が流行るわい。なかなか器用な唖だな。大目に見てやるぞ」。
それを聞いた七兵衛さん、「あ、ありがとうございます」。
役人はビックリして 「あ、本当に器用な唖だ。口を利いた」。

 

 

  

 

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