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道後の湯

2015年07月24日 | 落語・民話

道後の湯

道後の湯で源敏みなもとのさとるという好き者がたっぷりつかっているとき、

一人の尼法師が入湯して来た。

 上品でなまめかしい、抱きつきたいがそうはいかない。そこでこっそり足を伸ばして、

股ぐらとおぼしいあたりをコチョコチョ、尼はびっくりして怒る。

敏はすかさず、

「とても世を よそに古江ふるえのあま小舟 葦のさわりをなに厭いとうらん」と詠む。

 つまり遠浅の海で、海草とりをしている海女あま(尼)の舟が、

入江の葦(足)に触れたからといって、別に気にすることはありますまい、

という図々しい歌だ。

尼さんもさすが歌よみ、半分オツな気分になったのか、

 「さらば早とく 棹さおさし寄せよ世の海の 海松布みるめ(食用の海草)

をなおも いとうあま舟」と返歌した。

 つまり、あたしはもう男を絶った尼。人の見る目(海松布)が大変だから、

誰も来ないうちに、棹を私の舟にさしてごらん、というのだから、これはどっちもどっち。

定本艶笑落語 小島貞二編より

 

 

     

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