五日六日
男「あのすいません、少々ものを伺いたいんですが、
この先の神社のご祭礼は、いつでございましょうか。」
小僧「あ、この先の神社のご祭礼ですか、ご祭礼は五日六日です。」
男「ああ、さようでございますか、ありがとうございます。」
旦那「おおい、定吉、どなたかお客様か。」
小僧「いいえ、この先の神社のご祭礼はいつかって、聞きにこられただけです。」
旦那「ああ、そうかい、で、ちゃんと教えてさしあげたか。」
小僧「ええ、ご祭礼は五日六日ですって、教えました。」
旦那「おい、お前、何を言ってるんだよ、
この先の神社のご祭礼は、九日十日だ、
そんなでたらめを教えて、うちの暖簾にもかかわります、
すぐに追いかけて、神社のご祭礼は、五日六日じゃなて九日十日だと、
教えてきなさい。」
小僧「へーい、あの、えっと、呼ぼうにも名前が分からないなぁ、
あの、さっき、神社のご祭礼は五日六日ですって教えた人、
神社のご祭礼は五日六日ですって教えた人、
五日六日ですって教えた人、五日六日、五日六日、五日六日。」
男「なにかようか(七日八日)。」
小僧「九日十日。」