~Words~

心に宿る言葉たち

生徒「見守り隊!」

2005-11-15 | essay

中学校のPTAでたてられたこの企画・・・先月の末に子どもがプリントを持って        帰ってきた。しかし・・・何回読んでも、意味がわからない。

「いつも、どんな様子で過ごしているか。子どもたちの生活を暖かく見守って           ください。」 こんなような内容で、しかも見守り期間が1週間と決まっている。            何かわからないまま、昨日覗きに行ってきた。PTAの役員をされているお母さんと。              普通の授業参観だと思って見に行った。でも、何か様子が違う。                                   訳を聞いてみたところ・・裏をかえせば、15~16名の生徒が授業中、抜け出したり              騒いだりして、授業が出来ないので他の生徒に迷惑がかかるなどの理由で                        たてられた企画だったらしい。先生方だけではもう、手に負えなくなってきている               ので、生徒を監視してくれという。びっくりした。監視する?どうやって・・しかも、                     暖かく・・1週間かそこらで子どもたちを変えろとでもいいたいのだろうか。                                           「授業中、抜けたら危ないでしょう。事故にあうかもしれないし・・」                                先生はそう語っていたが、本当にそれだけの為にたてられた企画ですか?と                       私は言いたい。「事故にあった後で学校で問題になることが怖い」                                  それをなんで口に出す事ができないのだろうか?                                                              中には、生徒と本気でぶつかって、戦っている先生方もいる事を知っているが、                              そんな先生はすぐに隅においやられてしまう。                         

そうこうしている内に教室からへらへらとして出てくる生徒の姿が何人か見えた。       先生が説得している・・・PTAのお母さんもなんか「ぶつぶつ」と言っている。           なんか無償に腹が立ってきて、おもわず大声でいってしまった。                  「ほっとけばよかやん!」                                          家に帰って子どもに聞いてみた。「授業崩壊してる人がおると?」                子どもは知らないという。子どもたちには知らせてないらしい。うそが多すぎる・・・                                      

回りくどい言い方ばかりしている大人に子ども達がついていくはずはない。
もっと本当の事を言ってほしい。本当の事を・・・