豊田利幸 渡邊慧 OR 渡辺慧
Le deuxieme theoreme de la thermodynamique et la mecanique ondulatoire / par Satosi Watanabe Paris : Hermann, 1935.
# S. Watanabe, Le deuxième théorème de la thermodynamique et la mécanique ondulatoire (Paris, 1935); also Dissertation.
# S. Watanabe, Sci. Pap. Inst. Phys. Chem. Res. (Japan), 31 (1937), 109.
Scientific Papers of the Institute of Physical and Chemical Research.
Über die Anwendung thermodynamischer Begriffe auf den Normalzustand des Atomkerns
Zeitschrift fur Physik. A, Hadrons and nuclei Volume 113, Numbers 7-8 / 1939年7月
科学[月刊]岩波書店 第14巻3,4,5号1944年
Symmetry of Physical Laws
Part I. Symmetry in Space-Time and Balance Theorems
Part II. Q-Number Theory of Space-Time Inversions and Charge Conjugation
Part III. Prediction and Retrodiction
1957 渡辺慧
カエラリティに現在の意味を持たせる
【用語解説】========================================================================
●カエラル対称性[25][78]
質量0のフェルミ粒子においては、相互作用の下に、カエラリティが変化しないこと。
当初は、ディラック行列γ5をカエラリティ演算子、その固有値±1をカエラリティと呼び、γ5は負のヘリシティに相当した。
現在は、一般的にパリティ空間に相当するヒルベルト空間におけるユニタリー変換exp(iαχ)
のχをカエラリティ演算子と呼び、アイソスピン空間でも用いられることがある。
・カエラリティ(chirality)
元々は、スピンが粒子の運動方向と同じか、逆か?(右巻き、左巻き)の区別
・カエラル対称性の自発的破れ
質量をもつと、粒子の速度(:<光速)より速いか遅いかによって、右巻き左巻きが変化する。
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[25]荒巻正也
科学全書43 無限大にいどむ~甦るくりこみ理論~(大月書店)1992
[78]山内恭彦監修
新物理学シリーズ 別巻1 現代物理学用語(培風館)1973
新物理学シリーズ 別巻2 続・現代物理学用語(培風館)1981