お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
今日は武大(26期生・三重大学工学部2年)が休み。
そして本棚のこっち側も講師がいない・・・珍しい一日やな。
まあ、試験が近いから静かなものだが・・・。
2階は・・・これまた静かだ。
俺は相も変わらず諮問試験、甘いと言われようが夏までのこの腹筋が全てを決するのだ。
中学生の空間、今日は馨五(28期生・三重大学教育学部1年)一人で大奮闘だった。中2の3人ほどが宿題を終えたようだ。明日から1学期の趨勢を決する日々が始まる。
馨五、明日も来れるようなら来てくれや。
中3と密航者たちの授業で忙殺されている。中3に授業をして、その合間に密航者の高3たちに英語の授業・・・毎日がタイトロープ、綱渡りのような日々を送っている。
橋本ドクター主催の毎年恒例だった花火大会には昨日断りを入れた。さすがに今年は行けない、毎週の法要や四十九日などお袋のことも大きいが親父が心配なこともある。
最近、親父はめっきりと物忘れが激しくなった。今まではお袋と二人暮らし。それが3月以降は一人だった。そしてお袋が亡くなり、完全に一人になった。娘たちが交互に泊まってくれているが、それでも安閑とする日々。一人暮らしも変化がないが、気心知れた孫たちが泊まってもまた刺激のある毎日とは言いがたい。
「変化が必要なんですよ」とドクター。「散歩の道順を変えるだけでもいいんですよ。昨日までとは違うことをする、その刺激がわずかでも進行を止めるはずです」
一次関数のダイアグラム・・・手こずった。結局は一人ひとりに途中の手順を書かせる試験となった。実は来年の三重県公立入試、俺はこれが出ると踏んでいる。
高校生の部屋では山崎(21期生・三重大学医学部2年)が大貴(三重特進3年)を教えている。
そういや、しばらく鳴りを潜めていた休火山が噴火・・・この稿は改めて。
ミッドナイト・サーキットの目的・・・
明日と明後日、センター試験を受ける春華と昌成に今日出稿される広告を届けるツアーだ。
午前0時30分に塾を出発。
孤独な懺悔の巡礼になると思いきや、なぜか奥さんもいっしょに行くとの申し入れ。
165号を西へ向かう。
青山峠にさしかかるあたりから道路脇に雪が残る。
問題は伊賀地区・・・雪が降っていたらやっかいだ。
底冷えする気配・・・氷点下5度との表示、しかし雪はない。
午前1時20分、桔梗が丘の昌成(上野高校3年)の家に到着・・・塾から47km。
同じような家の造り・・・多分、ここだろうとエイヤー勝負で郵便箱に差し入れる。
なにしろ、後がつかえているのだ。
昌成は理学療法士を目指す。
すでに後期学費免除という親孝行で私立大学をゲットしている。
その分、必要以上にプレッシャーを感じることなくセンター試験に臨めるはずだ。
上野高校のセンター試験会場は三重大学のはず。
しかし今年の俺は、ゲンを担いでセンター試験会場には姿を見せないかもしれない。
健闘を祈る。
再び165号を取って返す。
戸木から一志へ抜け、嬉野から松阪の旧23号へ。
全国大学駅伝の道をひた走る。
途中で何度かエンジン・トラブル・・・そろそろ危ない。
渡会橋を渡ったのが午前3時。
渡会橋・・・2年前に日大のダニエルが驚異的な追い込みを見せた場所。
皇學館大学前から市民病院に回り込み、午前3時10分に目的地に到着・・・春華(浪人)の家。
苗字を確かめ、ゴソゴソと郵便箱に今日出稿の広告をしのばせる。
伊勢市がセキュリティーポッドを導入したら、確実に不審者扱いを食らうはず。
残念なことに春華、佳央理(龍谷短大1年)と大晦日に姿を見せたはずなのに、広告の記念写真には写っていない。
春華の「約束の地」は、かつて村瀬(13期生・オービック)が目指した横浜国立大学。
ここは塾の6年先輩のリベンジを果たしてほしいよ。
明日のセンター試験会場は皇學館大学のはず・・・応援には行けそうもないが、できればこの広告を会場に連れてったってくれや。
お守りとまではいかないだろうが、魔よけにはなるだろう。
エスティマの中で語り続けた将来の夢、その夢の紡ぎが明日から始まる。
帰りの道はかつて春華を送った懐かしい23号線。
1年3か月にも及んだ春華の家から塾までのサーキットの最短記録は22分。
しかし今夜は、エスティマの中で春華と話した思い出を噛みしめながらゆったりと走る。
俺の話す幾多の塾生の思い出話、奥さんは絶妙の観客で演じてくれる・・・なんや、寝てるんかいな?
午前4時、塾ならず実家に到着・・・全走行距離は176km。
「お酒ある?」と奥さんに尋ねる。
「今日くらい休肝日にしなさい」
箱根の山なら今井、ウチの家なら奥さん・・・山の神の言葉が厳かに響く。
某新聞社のカメラマンがやってきた。
センター試験に臨む高3の勉強風景を撮りたいとのこと。
大所帯でなくとも構わないとか。
たまたま塾に居合わせた高3や浪人を後ろから接写・・・静寂のなか、フラッシュが光る。
明日、第二弾の広告が出る。
今日の解説は最後尾のメンバー。
左から岡南(18期生・東京工業大学1年)、その岡南の師匠の森下(8期生・立命館大学院生命倫理)、そしてブラジル勤務が始まった?香介(9期生・ヤマハ発動機)、ウチの国語の絶対教師・里恵(7期生)、影の薄い?臼井(4期生・臼井自動車)、めい(18期生・高田短大)、れい(二浪)、さつき(津高2年)、由梨佳(津高1年)、そして右端が亜里(津高1年)。
携帯が鳴る・・・「ノーマルでは来られへんど」・・・アキラの親父だ。
なるほど・・・俺のクイズを見たらしい。
確かに久居から福井までは200kmだ。
「高速や幹線道は大したことはないけど、多分朝がたに凍結する。オマエのエスティマじゃ無理だ」
「残念でした、目的地は福井と違いま~す。あの200km弱ってのは、塾を出発してから戻るまでの全走行距離や」
「じゃあ、どこへ行くねん?」
「**************」
「オマエ、センター前日やっちゅうのにそんなに暇なんか? 他に何かすることあるやろ?」
「でも、これって今夜にしかできへんこっちゃで」
真ん中の部屋では香保(松阪高校1年)が、鈴鹿6年制の脩斗と湧斗に現代文の授業。
問題は2005年度のセンター本試の1番論説と2番小説。
この問題は先週、颯太ともども実施したもの。
亜里(津高1年)に比べるとやや難がある香保のため、土曜に来れない脩斗と湧斗に解説をさせている。
この形態を始めて2か月ほどだが、教えることが最近の香保の点数に反映してきている。
このセンター本試は亜里が91点、中2の玄太が88点だったが、次が香保の75点だ。
人に教えることで伸びていく・・・ウチの塾の真骨頂だろう。