明日から久居中・南郊中・一志中が試験に突入。
24時間体制でフル稼働が予想されることから、今日の午前中に少し遠出。
高速道路無料化ともなり、三重南部周遊へ。
高速道路無料の路線は津インターより南の区間。
昨日が初日だったため、福井からの帰りは津からどっと車が出てきた。
そして久居インターでは出るのに渋滞。
二日目の今日は久居インターに入るのに少し渋滞。
さすがに車の数が多い。
時速80kmでは次から次へと追い越されていく。
多気インターから大内山方面へ向かう車の数は少ない。
みんな伊勢方面に行くようだ。
高校生の頃、自転車で走りまわったなかで豪雨のために頓挫した宮川ダム。
そんな思いを胸に35年ぶりに三瀬谷から宮川沿いに遡る。
35年前にヘトヘトになって登った道は、今ではかなり整備が進んでいる。
そして車だとあっけなく目的地に到着。
あの頃に比べ達成感は恐ろしくない。
それでも宮川ダムでできた湖水を見ながらお弁当を頬張る老齢のご夫婦・・・頬が緩む。
「俺たちも弁当持ってきたら良かったね」
「でも途中にお店もなかったし」と奥さん。
そういや三瀬谷の信号からここまでノンストップ、一つも信号がなかった。
そしてコンビニもなかった。
宮川にまつわるネタではあすか(14期生・作業療法士)。
あすかのお母さんの実家がこの辺り。
あすかのおばあちゃんが身体を悪くし、入院するかどうかの局面でおばあちゃんは在宅での看護を望んだ。
親族や周囲の人々の献身で最後まで自宅で全う。
これがあすかの作業療法士の志望動機の原点となる。
あすか以外には智ちゃん(5期生)のお母さんもまた実家がここ。
今は昴学園となっている高校で高校生活生活を送る。
高校にやって来た内装業者に一目ぼれ。
追いかけるようにして後を追う。
そして結婚、久居高校裏の野田に住み、後に娘と息子をウチの塾に入れることになる。
そういや昨夜、興味深いお客さんがあった。
中2の生徒を連れてきたお母さん、今から22年前にウチの塾に入ったという。
「でも全然成績が上がらなくて少しいただけで辞めましたけど」
これには笑ってしまった。
22年前に自分の成績が上がらなかった塾に息子を入れようとする覚悟・・・それに対して俺はどんな覚悟が必要なんだろう。
まあ、入ると決まったわけでなく、しばらく通ってもらって結論はそれからといういつもの流れ。
22年前のリベンジをするなんぞという意気込みは皆無。
多少磨きがかかったにしろ生徒に向かう姿勢は今も変わらない。
いろいろ話したあとで一番聞きたかったことを聞いてみた。
「あの頃と比べて俺は変わりましたかね」
「いえ・・・まったく変わってません。だから説明する内容がよく分かります」
これにも笑っちまった、・・・二度目だ。
422号から166号へ抜ける。
飯高の道の駅に寄る。
ここには谷が奥さんの両親と入った温泉がある。
時刻は昼をゆうに過ぎている。
温泉に入る時間はない。
「お風呂に入りたくないだけでしょ」
またもや笑っちまった。
宮川と櫛田川をめぐるツアー。
久しぶりの奥さんと二人のドライブ。
奥さんには福井や京都であったことを話した。
事後報告のようなものだが、俺にとっては結婚以来の習性。
そして22年前の俺では成績を上げられなかったお母さんの話もした。
「旧姓は、・・・そして名前は?」
それには答えず松阪インターへとおんぼろエスティマを駆り立てた。
22年前の俺と勝負する気はない。
22年前の俺も自分が絶対だと思っていたはず、そして今も俺が絶対だと思っている。
そう思わなくちゃ、この商売を長くやっていけない。
松阪インターのゲートをくぐり高速へ。
やはり車の数が多い。
久居インターを降り、宮脇書店で6月から入塾したあいり(松阪高校3年)の倫理、良幸(津西3年)の物理の参考書を買い込む。
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