簡単に諏訪を振り返る・・・
小淵沢の絵本博物館・・・遠くに富士山が見えた。
ここから1時間もしないうちに憂輝(34期生・山梨大学工学部1年)と学食でランチを食えると考える。・・・また来年やな。
キースヘリングが病院で描いたドローィング・・・棟方志功の二人の天女を思い浮かべてしまう。
上諏訪の夜は『カミスワ横丁』から。
2軒目が『宴屋とんぼ』
外でタバコを吸っていると、出張で19年ぶりにかつて住んでいた諏訪に来たという50代の会社員と話がはずむ。「ここを離れて久しぶりに会社の研修で来たんですよ、でも相変わらずいい所だなと・・・昔はこの店、『赤とんぼ』って名前でよく来てたんですけどね。できて40年目くらいかな、器は変わったけど、今も同じ場所でやってる、相変わらず鍋は絶品ですよ。ぜひ、食べていってくださいね。でも、三重県から月に一度で諏訪ですか? いやあ、諏訪市民に代わって感謝します。これからもかわいがってやってください」
その絶品との鍋を注文する。
俺たち夫婦は結婚までも結婚しても二人で飲み歩くという思い出はない。今年の9月に諏訪に来て、博物館や美術館も30あまりあり、飲み屋もまた駅周辺に固まっていることが分かった。今までしてあげられなかったこと・・・罪滅ぼしをしているようなものだ。でも、話す話といえば塾生のことが中心となる・・・このあたりが俺の夫としての成熟度はまだまだ、伸びしろ無限やな。
憂輝、二十歳になれば諏訪まで飲みに来い。上諏訪発の甲府行最終は午後10時49分、ゆっくりと飲める。車中寝てても甲府は終点、車掌さんが起こしてくれるで。
原田芳雄が演じる鹿料理の店長、風祭善が経営していた店がここだ。
南アプルスに挟まれた山間部の村・・・日本で最も美しい村と呼ばれる大鹿村で300年以上続いた大鹿歌舞伎をモチーフにした映画がここで撮られた。
2012年度の日本アカデミー賞では最優秀監督賞と脚本賞は『八日目の蝉』に譲り、ともに優秀賞にとどまったが、最優秀主演男優賞は原田芳雄が獲得した。まあ、全国で上映中の最中に亡くなったことも影響したかもしれないが・・・。
ちなみに『八日目の蝉』では、大西君(SAGAWA印刷)の家族と小豆島を旅したときに撮影場所のいくつかを訪問したよな。
日本で最も美しい・・・俺は個人的には一志の波瀬のほうが美しいと思うけどな。
12月の冬休み直前にもう一度凍える諏訪へ行けるかどうか・・・諏訪地方の天気予報を眺めている。