お知らせ
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。
結婚式会場だった護国神社では新郎がまだ来ないと大騒ぎだった。過去、ここで結婚式の司会を3回ほど勤めていたこともあり、担当者とは旧知の仲だった。タクシーから降りた俺を「真打が来ましたね」と迎えてくれた。
結婚式ではケーキ投げをやらかした。ハレの行事にはケーキ投げ・・・大阪で暮らしたアイデンティティを具現化したイヴェント、それを俺の結婚式というハレの日にやらかしたのだ。奥さんが言う、「あなたの気配を感じて、新郎側来賓が一斉に腰を上げようとしたのに驚いた。今から何が起こるのかしら・・・って」 俺の来賓、ダチばっかだったが「来た!」と察知、すかさずテーブルナプキンでディフェンスしながら逃げ惑った。俺はケーキを手に持って追いかけた。結婚式場は競馬場のようになった。新婦側は唖然としてその騒乱を眺めていた。
あれから34年らしい・・・俺は今も塾を続けている。
娘たちが買ってくれたケーキ・・・投げるために買ったのではなく食べるために買ってくれたのだ。
この時刻には津駅から特急に乗車。新郎新婦の友人たち総勢30人で、借り切った鳥羽の民宿に向かっている。
29期生からの差し入れ・・・まずは蓮(津西3年)が頂いている。
日が傾いてくる。
難とか大西君の授業が始まる。今日は鈴鹿の凪紗(津3年)もスカイプで参加。
こっちは森下(8期生・三重県立看護大学准教授)のパーティ。
大西君、羨ましいやろなと授業が終わるのを見計らって森下と龍神(17期生・市会議員)伴って侵入。
スカイプ越しに大西君の弟子たちが師匠と話している。
今しがた3教科目の社会が終わった。昼休みを挟んであと2教科、昼休みは同級生の話を聞き流す。自分のパフォーマンスに自信を持つ、この気持ちで乗り切る。
ここでも踏ん張っている生徒がいる・・・あと3日。
5分速い塾の掛け時計が9時35分・・・始まった。
俺は今日から始める中2の中3数学をひと月で終える授業の準備だ。今日は三平方の定理・・・あの時代、ピラミッドはどうして正確に正方形に造れたか・・・ここから始まる。
女の子たちが壁に落書きを書いたが男連中はどこに書こうかと悩んでいる。
仕方なく千尋(17期生・伊勢高教諭)の神戸大学合格通知をはがす。千尋、別の場所に大切に保管しておくから。さらに古西(12期生・東急)の名古屋大学合格通知も・・・。
そして裕真が一番乗り。パイプ椅子を支えているのは中2の礼意。
土壇場で内申が上がった勇人、風が吹いている。
5期生の小林が大量の合格祈願のチョコレートを差し入れ。
甥にあたる幸太朗が小林の成人式の写真とポーズ・・・キャッチャーは「叔父ちゃん、ありがとう」てなとこやな。
そして悠人は兄貴の陸人のスペースを避けて教室内に。
そして隣に・・・
連太郎・・・どこまでも仲がいいな、この二人。
あと12時間後には始まっている。