１枚づつ、一歩一歩

夕方に璃久がやって来る、試験持参だ。「今日はまだ試験休みやん」「でも、個票も出ましたから持ってきました」　学年順位は前回と同じ・・・３位だ。

麟の英単語の諮問試験。

まだまだナチュラルとは程遠いし、時間も20分を越えた。しかし、たどたどしくとも愚直に進めるしかない。英語の実力をつける７月、これは恒例行事でもある。煮詰まった時期にこの類の英語はできない。１枚１枚に時間をかけられるのは今しかないのだ。この時期に培ったことが２学期の実力試験に効果として現れる・・・これも例年のことだが。

一次関数に入る。失意の表情で試験を持参した中１の敬意にも一次関数をさせてみる。暗い顔して連立方程式を解かれても、こっちの方も暗くなる。中１の比例と反比例は春休みにさせてある。理論さえ理解すれば、それほどの背伸びでもない。

寺岡の高３物理の授業。桔梗が丘の嬢ちゃんも来とるね。

俺は生徒たちを見送るだけやな

谷（６期生・JMU）から書き込み・・・息子が西大和に入学したとこをきっかけに奥さんとの奈良探訪が始まったわけやね。

ホテルのベランダから見えた信貴山・・・松永弾正があの信長に二度も反旗を翻した拠点、信貴山城。

１年に１度、このひなびた旅館で過去の１年間を振り返るために俺たちは集まる。マージャン部屋がある稀な旅館、少し高いが仕方がない。今回は俺がぼろ負け、アキラの親父に俺の会心の親のハネマンリーチを国士無双の九萬ツモで蹴られたのが趨勢を分けた。

箸墓遺跡に行く途中に斑鳩のとある企業に立ち寄る。今年からここでやっかいになっている塾OGがいる。

今日（３日）、あんな（津１年）が関空からカナダへ、そして太郎（９期生・ヤクルト）が成田からドーハ経由でサンパウロへ旅立った。京都の山科では洸太（28期生・大成エンジニアリング）が初出社だ。みんな、新しいステージへ一歩踏み出している・・・そんなことを考えながら、東西に行き来がしにくい奈良県の街をプリウスを走らせる。

卑弥呼の墓とも言われている箸墓遺跡。３世紀に現れた初期の大型の前方後円墳だ。近くのコンビニによって道を尋ねたが、「箸墓遺跡・・・すいません、ちょっとわかりません」と店員さん。地元じゃそんなもんやろな。

昨夜の雅樹（31期生・名古屋大学工学部３年）の最後の授業は礼意（鈴鹿高専１年）の数学。

昨夜の諮問試験・・・誠紀（津西３年）。

生物基礎が満点・・・全国１位、当たり前だが。福島先生（松阪双葉塾塾頭）、３月からの授業の成果が出てきたようです、感謝します。蓮（34期生・三重大学人文学部１年）が教える倫理政経で偏差値70を突破している。これまた蓮に感謝やな。で、俺が教えている英語は60弱、何をやってるねん！