『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

お知らせ

津・松阪地区で高校入試における内申でお悩みの方は、無料相談承ります。
メール(reimei.nakayama@gmail.com)またはお電話(059-255-1123)で、れいめい塾まで『内申の件で』とご連絡ください。

6月25日

2006年06月25日 01時40分23秒 | Weblog

南郊中、久居東の期末試験まであと3日。
津高の実力試験は明日。
そしてアキラの福井県職員上級職試験まであと8時間・・・。
そんなテンパッた状況で俺は老いを隠しようもない皇帝・ベッケンバウアーが観客席に陣取り、そしてベンチではカーンが見守るドイツVSスウェーデン戦を見ている。後半戦、レッドカードで一人欠いたスウェーデンが果敢に攻める。そしてドイツもまた2点差に満足する気配はなく強欲に3点目を狙っていく。

午前4時、アルゼンチンVSメキシコ戦開始。
瞬く間にメキシコが先取点を奪ったと思った刹那、すかさずアルゼンチンが同点に!
えらいこっちゃ、寝られへんやん。

祐が塾に泊まっていくとかで、俺達と田原本の事件を話していた森下の延長戦、「人はなぜ人を殺してはいけないのか」をテーマに森下が祐に質問をぶつけていく。
俺と甚ちゃんはといえば、めいがアドバイザーではなく指導者としてのスタンスで現代文の授業に関与していることを問題視、受験生的には時間対効果の面でメリットがないということで意見は一致。

まさしくありがたいサポーター・甚ちゃんは帰宅、祐も隣の部屋のベッドで寝たようで、森下もいつしか姿を消す。
夏至を過ぎたとはいえ一年でもっとも朝が早い今、いつしか外が明るくなる。そんななかで1-1の均衡、ついに延長戦で破れる。ペナルティエリア外からのボレー! これ以上ない弾道を描いてボールはネットに突き刺さる。この神が降臨したとも言えるシュートでアルゼンチンは粘るメキシコを突き離す。
時刻は午前6時半・・・もうすぐアキラの試験が始まる。


中2の梨紗が一番乗り、続いて朱穂・・・げに情けなきは中3やろねえ。
昼前から雨が降り始めた。この様子だと中3の足取りが鈍るかな・・・ほんまヘタレなんや、今年の中3。しかし、超体育会系の二人、レスリングで全国4位になった啓介と昨日リトルリーグの全国大会出場を決めた飛鳥、この二人を除いた中3の志望のほとんどが津と津西・・・それなのに塾にいる時間の少なさは過去に例を見ない。このアンバランスな学年をいかに操縦していくか・・・。

末娘のあいが明日からプールが始まるとかで奥さんとジャスコに買い物に行くとかで、俺はパシリ。娘と奥さんを待つ間に宮脇書店へ行って仕方なく赤チャートを購入。今の瞭の勢いを考えると買っておくべきだろう。
塾に戻るとそこそこに場は暖まっている。
中3のダイキが疲労困憊のていで登場。しかし高校生に数学を教えて中学生の教室に戻ると眠っている。正念場ですな・・・。
それ以外の中3はさつきに山口ツインズ。こんな雨でも飛鳥は練習やってんねんやろな。
高校生の教室では、さっきまで瞭が岡南に数学を教えてもらっていた。残りは隼人の現代文の授業に集まった面々。

森下は午前10時から高3のリスニングの授業。それが終わると隼人を待つことになる。スラム街のベッドに横たわりながら英語の資料を読んでいる?・・・寝ている。
時刻は午後6時・・・そろそろアキラの試験が終わった頃だ。
アキラのことだから、師匠でもある甚ちゃんにメールを送っているだろうが・・・まあ、俺は心の師匠ということで納得しておこうか。
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6月24日

2006年06月24日 02時53分13秒 | Weblog

午前2時40分、アキラは「おやすみなさい」と言って真ん中の部屋へ消えた。

アキラは俺の大学時代のダチの息子だ。
ウチの塾に密航してきたのは6年前の夏・・・親父譲りのアトピーに患いながらも古い塾でウチの12期生たちとひと夏を過ごした。
故郷・福井に帰ったアキラは親父に言ったという、「偏差値70以上を取る受験生の勉強の方法がわかった」と。その偏差値70以上を叩く受験生は古西(今春からJTへ就職)。

親父とは酒を酌み交わしてはくれない娘たちに囲まれている俺にとり、アキラは息子のような存在。
そんな息子の就職戦線、序盤線は苦戦続きだ。ワールドカップのような試合形態なら一次リーグ敗退が決まっていた。しかし、4戦目の国家Ⅱ種あたりで風向きが変わったか・・・。
アキラの好きな相撲になぞらえれば、仕切りなおし?
何はともあれ勇躍、明日は福井へ地方上級職試験のツアーに出ていく。
ところが、これがファイナルマッチではない。まだまだ何が出てくるかわからない、市役所職員の試験が続くことになる。

「来年からとにかく働きたいんですよ」 ボソッとつぶやくアキラに受験生の憔悴が垣間見える。ここ1年間の地道な腹筋、さすがに心の奥底からの叫びがビールの酔いを借りて飛び出してきた。
正念場である・・・今年で決める気ならばリセットはきかない。
アキラがブログに出した台詞、俺がこよなく愛した台詞、『始めの一歩』というマンガから失敬した台詞・・・積み重ねた拳には魂が宿る・・・。
その台詞を、ただひたすらに無条件に信じようとしてきた息子に幸あらんことを祈る。



日記を書き続けるという行為のメリットのひとつは、一日を過ごすなかで何がしか「日記に書けるだけの内容」のある一日を過ごそうという心の在りようだと思う。
しかしその意味でなら今日は最低である。
午前9時から三重中京大学グラウンドで行われる飛鳥の試合を観に行くつもりがオジャン。何のことはない、寝過ごしだ。
あげくアキラを久居駅まで送ってくこともできなかった。家で昼食(朝食)を食べて塾に戻るとアキラの姿なし。代わりに隼人(京都産業大学1年)がいる。「アキラおらへんかったか」「さっきまで先生を探してたよ」
慌てて久居駅までおんぼろエスティマを走らせたが後の祭り。

午後2時、中2の朱穂が登場。
鬱々たる時間を過ごしていた俺のなかで期末試験の時間が流れ始める。

午後6時を過ぎた。
教室内は試験期間でクラブがない南郊中、クラブが午前で終わった東中、久居中の生徒が支配している。隣では隼人がめいを相手に日本史の授業。
名古屋から3時のバスに乗ったはずのアキラ、この時刻には福井駅に着いているはず。

飛鳥のお母さんからウチの掲示板へ初の書き込み!
よっぽど嬉しかったんやろね。
飛鳥のチームが準決勝を勝ち抜き全国大会出場を果たした。それも、よりによって春季大会の優勝チームを叩き潰しての全国大会出場や・・・飛鳥、とりあえずはおめでとう。
しかし塾の先生としては複雑な心境や、これで飛鳥のただでさえ軽い頭は否が応でも野球のほうへ向く。ちょっとした風でもそれこそ飛んじまう。
期末試験まであと5日や・・・えらいこっちゃで!

慎也(津高1年)が数学の問題を聞きにくる。これが難問揃いでなかなか厳しい。なんとか解き終わり「今日は見るんか」と聞いただけで通じている。今夜から始まるワールドカップの決勝リーグだ。「いや、実力試験も近いし、規則正しい生活に戻さないと」と優等生的なコメント。なるほどね、それならそろそろ怖い慎也を見せてもらわなくっちゃ。
慎也や祐や理恵など、瞭を除いた津高組は4ステップをするだけでアップアップの状態。なんとかして同時進行でチャートの問題を解く時間を捻出することが課題やね。

日付が代わっても中3の啓介と晃平、中2の真奈が勉強している。真奈なんて因数分解やってるよ。
隼人の授業が終わり、今日の小説(2000年センター追試2番)では中2の亜里が高校生を向こうにまわしてトップだったとか。2週間前の俺の授業では論理的文章に全く手が出なかったようだが、小説となると滅法強いや。

森下が古い塾の高3の授業を終えて新しい塾に登場。里恵も滋賀蹂躙?のドライブから戻っては塾生の一人一人に『CLUB HARIE』のバームクーヘンを配っていく。あげく朝が早かったはずの甚ちゃんも律儀に姿を見せてくれ、一挙に塾内の高齢化が進んでいく。

冷蔵庫からビールを持ってきた森下、ベッドに横になってドイツVSスウェーデン戦を観戦。俺も遅れじと冷蔵庫がある隣の部屋に行くと隼人と甚ちゃんを中心に高校生たち、まだまだ沸き立っている。
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6月23日

2006年06月23日 03時31分49秒 | Weblog

午前3時をまわってアキラが姿を見せる。
俺は誰もいないことをいいことにテレビを見ている。
過去1年間、日本代表のサッカーチームが取り組んできたというプレスについてのドキュメンタリーだ。
相手のボールをプレスで奪うためには、全員が同じイメージを抱く・・・これがポイント。
これは俺と生徒一人一人も同じやね。

前半戦を塾でアキラとともに観てから家へ。
後半戦は家のテレビで観戦。娘たちの弁当をつくりながらの奥さん、寝ぼけ眼のれいも観戦している。
後半はブラジルのスパーリングパートナー・・・これが、それ以上でもなく、それ以下でもない、今の日本やろね。


田原本の続報・・・逮捕された高1の少年が京都の民家に侵入したのは、日本VSブラジル戦を観たかったからだとか。日にちを1日間違えたんやな・・・。

焼酎を開けビールを3本ほど飲んだ。
じゅうぶんに二日酔いだ、そんなときにダイキ登場・・・そうか、南郊中は試験期間はクラブ休みか。

小学生には距離のストレートな問題、といっても骨がある。
ここひと月ほどのワールドカップシリーズ、日本敗退決定とともに色あせた。つまりは俺が飽き性なんだろうが。
津や津西を想定した場合、小学校でどうしても解いておく必要のある問題をピックアップした。小5にはきついだろうから、多少簡単な俺が作った補充問題を用意した。
玄太が一人、粘ってるけど、全般的に低調。・・・まだまだ先は長いわ。

「ゼロからやり直したかった」と少年は言ったという。
しかし家を燃やし、母親と弟と妹を死なせてしまってはリセットはきかない。
なぜ、その程度の想像力が働かないのか・・・。

父親に対する殺意云々とかまびすしい。
父親に対する殺意めいたものが、取調べのなかで艶を帯びいつしか「分かりやすい」明確な殺意として認知されていくのが辛い。
誰にでも父親に対して殺意めいたものが宿ったことはあるはず。
その憎悪の方向が、家庭内暴力へと向かうのか、はたまた家出か、あるいはごく少数は明確な殺意とやらを抱くかもしれない。
ちなみに俺は、父親が望まない俺であり続けようとしたが・・・。

さすがに今夜は喧騒のなかで暮れていった。
日付が変わった頃に、遊びに行ってた里恵と舞が戻り、甚ちゃんが顔を出す。
アキラは明日、県上級職試験会場の福井へ旅立つ。

そのアキラ、午前2時前に塾に戻る。
さっきまで俺は瞭とスペインVSサウジアラビア戦を観ていた。
そんな余韻を感じたのかポツリ、「今日で一次リーグが終わりましたね」「ああ、でも明日からさっそく決勝リーグや。ドイツVSスウェーデンから始まる」
明日のキックオフの時間にはアキラは福井の実家で虎視眈々と久しぶりに眺める天井を見すえていることだろう。
ジーコジャパンと同じだ。
俺達は所詮サポーターでしかない。
できることといえば、神とも形容できる選手たちの背中を眺めていることだけなのだ。


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6月22日

2006年06月22日 17時07分49秒 | Weblog

身体がだるい、熱っぽい。
試験期間に入っている、とにかく動き出さないと・・・。

日々いろんなことが起こるので軽くパスしていたのが田原本の事件。
失踪した長男が高1で、たぶん東大寺学園の生徒であることから関心が湧いてきた。
よくある編集、小学校時代の作文をテレビのアナウンサーが朗読していたが、しっかりした文章だ。医者になりたいとの将来の希望を述べ、その根拠を3つ提示する。最後のしめでややぎこちない表現を使っていたが全体的に好感の持てる文章だった。
根拠の一つに挙げたのが、父親が手術している写真が家に飾ってあり、それがカッコ良かったから・・・ほほえましい。
なんでやろねえ。
火事の前夜に英会話教室の先生に今日で辞めると言って塾を出てから行方が途絶える。そして今日、約50km離れた京都で保護されたという。所持金はなし、服装はTシャツに短パン・・・。

三重県からだと近鉄で京都に行くとき田原本を通る。大阪線の八木で京都線に乗り換え、3つ目の駅が田原本だ。近くに唐子・鍵遺跡があり俺は何度か通っている。
田原本を南北に走る国道24号線・・・、それを北へ北へと行けば京都に達する。
なんで京都やったんやろな・・・。

お父さんもお母さんもお医者さん、それも当直で家を空けていたお父さんの勤務先が三重県内の病院とか・・・。


コピー用紙やノートを買い込み塾に戻るとアキラ、「今日はブラジル戦ですよ」「あれ、今日やったか」「確か午前3時あたりからです」「どないする? 起こしたろか」「できれば後半に」「わかった」

午前0時を過ぎた。
中学生の教室ではダイキのひとり旅・・・。
真ん中の部屋ではれいが物理の勉強、さっきまではここでグッチに三角比を教えていた。
高校生の部屋では慎太郎の数学の残り香、曜子(松阪2年)に数学を教えている。曜子が塾にやって来る回数は増えた。それはいいのだが俺の英語の授業にはとんと姿はない。英語が嫌なのか、それとも・・・。

依然としてダイキはいるのだが、ネットを開く。
京都で保護された少年の続報・・・成績のことを父親に言われた・・・。
しんどいねえ。
どのような言い方をしたのかは分からない、またどんな言い方であれ少年がそれをどのように受け止めたのか分からない。
しんどい・・・。
親が子供に期待するのは当たり前だと思う。しかし、その期待に応えるかどうかは子供次第だ。だからといって、全てを子供の好きに任せるとなるとそれは違う。

子供の好きな高校を、子供が受けたい高校を・・・そんなコメントをゆったり構えながら言う親が増えた。
なぜ、自分の子供に望まない、自分の子供に期待しない・・・俺にはそんな親の心理が理解できない。
お互いの意見に乖離が生じ、そこからディベートが始まる。
子供の望むもの、そして親の望むもの・・・それがスタートだ。当然、お互いが気まずくなるときもあろう、しかしそれが家族だ。
その気まずさを回避するしたいがためか、子供の自主性を重んじて・・・自主性をいう錦の御旗を掲げることで、親の責任を回避してるんじゃないか。
しかし、田原本にはまいった。
純粋培養されたような作文、汚れの一点もない。しかしそのベクトルに齟齬をきたした時、親は、子は、真正面からお互いを家族として対峙したのだろうか。
辛いな・・・。


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6月21日

2006年06月21日 15時23分25秒 | Weblog

今日から1週間が1学期の正念場だ。
久居東、久居、南郊、付属の期末試験が1週間後、6月末に集中している。
高校も3学期制の高校もこの時期に集中する。そんな状況で今日の夜に俺の英語の授業がある。さて何をするか・・・順当であれば関係詞の二回目の授業。しかし、来週明けには前期後期の津高でも実力試験がある。全ての生徒が満足するような授業・・・むずかしいが、できうる努力はするべきだろう。

アキラが1階のマッツンとこで髪の毛を切ってもらった。リクエストは「面接試験で合格しそうな髪形に」だとか・・・。
そのアキラ、今度の日曜日に福井県職員上級職の試験、前日の土曜日には福井へ帰省する予定。しかし安心する間もなく、次々と市職員試験が始まる。その過程のなか、一次試験が合格すると二次試験が始まっていく。せめぎあいの夏が始まる。

高3に現代文を教える里恵が登場。
甘さ控えめのスペシャル・ジャーマン・ブレンドのコーヒー持参・・・ありがたい。

真奈が1番乗り・・・やっぱ、学年トップの自覚かねえ。
予想外は歴史の範囲、帝国議会までと踏んでたのに文明開花まで。まあ、そんなこともあろうかとペリー来航から明治にかけての細かい問題を作っておいた・・・古西なら「俺ってエライ!」となるやろね。

久居中の1年で大失敗・・・地震が入っとる!
「1分野はまだか」と何度も尋ねてはいたが、まさか2分野で進んだとは知らんかったわい。一挙に追いつめられた。
さっそくこなつ相手にマンツーマンで地震の問題に突入。

英語の授業の出席率が悪いわ。
内容はほぼ出席者の次回の範囲を踏まえて完了形を中心とする時制の問題にしておいた。
できれば関係詞の試験をしたかったんだが・・・。

こなつとあいを古い塾から戻った里恵が教えている。
国語の文法である。
文節で区切る問題はいいとして、やっかいなのは単語で切る問題。
単語で切るためには品詞が分からないと切れない。
たとえば「走っていった」という補助の関係の述部のなかにいくつの単語があるか?
答えは、「走っ」が走るの連体形、「て」が助詞、「いっ」が行くの連体形、「た」が助動詞・・・以上の4つ。
「こんなんは品詞を教えてからの範囲やろ」と里恵が怒っている。横で勉強している瞭も「文節区切りは簡単や」と意気軒昂だったが「単語で切るんはむずかしい」と意気消沈である。
今まで俺はどう教えてきたのか・・・答えやと思う数に1足すノリで、気楽にやったら・・・究極のいいかげんさである。
しかし里恵、おいおいおい、どうやら品詞を教え始めた気配だ。

晃平が午前0時を目前に帰っていく。
教室には真奈と良幸の定番の中2トリオが勉強している。こんなとこが晃平の限界なんやろね・・・この限界の線引きが津東と津西の間に屹立(きつりつ)する目に見えない線。

ちなみに津西の今年の高3の全国偏差47という結果だが、反響が大きかったようで、次なる質問がきた。
じゃあ、津東の全国偏差はどれくらいなの?
津東の全国偏差値は40あたり。
ほんの10年前までは津東もまた津西と同様にそれなりの成績をキープしていた。ウチの塾の9期生の資料では全国偏差47である。
つまり現在の津西は11年前の津東とほとんど同じ・・・そして今の津東はやはり11年前の久居とほとんど同じである。
この11年、”中勢地区の失われた11年”とでも揶揄してみようか。
あるいは11年つながりで「汝や知る 都は野辺の夕雲雀 上るを見ても 落つる戻は」とでも詠んでみようか。

二進法の良幸についつい聞いちまった、「おいおい兄ちゃん、社会はどこやってるねん。井伊直弼か」 首を振る。「じゃあ、水野忠邦か」 再び首を振る。「じゃあ、どこやってるねん!」「・・・地理」「なに!」「地理のどこやってるねん!」「・・・中国」「今さらどないすんねん!」
付属中学、さりげなく歴史から withdraw や。いつのまにか地理やってけつかる。
午前0時が過ぎてしばし、「ありがとうございました」と本邦二度目の挨拶をした良幸、帰途についた。
これで挨拶が根付けば良幸、晴れて三進法の世界へ突入やで。

ポーランドVSメキシコ戦・・・2-1でポーランド勝利。
こそっと観ていた俺のイタズラ、ダイキと瞭だけが知っている。
ダイキには言っておいた・・・集中力ってなんやろな? 誰しも己に集中力が欠けているって思ってないのに、外から見れば欠けている・・・。
ダイキは先輩達の人気者・・・高2の加央理(津東2年)が帰る挨拶に来たときもダイキの頭をこずいていく。慎也と祐が挨拶に来たときも二言三言、言葉のキャッチボール。
そんなダイキの正念場が今回の期末試験になるような気がする。
前回の期末試験での社会の敗因とは何か・・・それが問われる1週間となる。

そのポーランドVSメキシコ戦の終了間際にやっかいな知らせ・・・森下からだ。
「先生、大西さんさ、また入院せなアカンみたいや」

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