「すきや」から「らんぷ」の連戦で塾に戻ったのが午前9時過ぎ。
凛貴が勉強している。
さっそく誠紀(津西3年)の世界史のプリントの打ちこみ。ゲルマン人の移動にからんでイタリアの興亡がよく出題されるようなので、それを追加して打ち込む。なんとか昨日と今日で6枚。
午前10時半、大西君の授業が始まる。
7月に「奈良れいめい会」をした時、大西君の薫陶を受けた亜里(22期生・武田薬品)が言った。「大西先生は今も授業してるんですか」「ああ」「現代文ですか」「いや、古典や」 キョトンとした顔で亜里、「なんで大西さんに古典なんか教えさせるんですか。古典なんて誰が教えてもいっしょやし、古典なんて自分で勉強できます。大西さんは現代文ですよ、あの現代文の授業は他の人には絶対無理です。大西さんが古典なんて・・・宝の持ち腐れです」
俺もそう思う・・・でも現場を預かる俺とすれば、積極的に古典を勉強しようとしない生徒に古典を自分で勉強するようにと言ってもしないはず。しかし、なんとか1点でも多く国語で得点を取らせたい、その気持ちで大西君には申し訳ないが古典をお願いしている。しかし時期も時期だ、古典単語を覚えようとしない生徒を教えるのは愚の骨頂でしかない。他の生徒にも迷惑だ。
古典単語を覚えない生徒は放っておいて、授業のステージを1段上げてもらおう。そしてできれば現代文だ。