教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

作戦会議

2009年05月19日 | Weblog
 今日は実に気持ちのいい天気だった。
 久しぶりに布団を干してみた。寝るのが楽しみである。

 夜、薬局に行ったらマスクが売り切れとのこと。
 新型インフルエンザの影響がここまできているのか~、と驚いた。
 マスクほしかったけれど、ウィルスは弱毒性とのこと。
 あわてずに冷静な判断と行動をしたいと思った。
 

 子ども達に自分たちの活動を振り返らせ、課題を次に生かせるようにしたい。
どうしたらよいか。

 教師が「ここがよくなかった。次はこうしなさい。」というのは簡単。子どもの中には同じことに気付き反省点として考えていた子もいるかもしれないが、こうすることで、それは教師から与えられた課題になる。子どもの活動の責任は子どもにある。子どもに学ばせたい。
 
 だから、課題を自分たちで出し合って、それを次に改善するようにしたい。そうすればそれは子どもたちの考えた自分たちの課題だ。

 ただ、課題を出し合う際、欠点あげつらい大会、ダメな人探しになっては相互尊敬の学びにならない。特に話し合い活動に慣れていないクラスではマイナスの効果しか生まないかもしれない。

 ではどうするか。みんなの作戦会議にする。できなかったところ、ダメなところを次々に出していくのではなく、「どうすれば改善するのか」を出し合う。よくできたと思うか、あまりよくできなかったと思うかを聞き、全員に意思表示をしてもらう。そして、よくできなかったという意見が大半であれば、改善する必要があるということがみんなに共通理解される。そこで、改善するための作戦を出し合う作戦会議の話し合いを進める。そうすれば、個人名をあげられてイヤな思いをする子はでないし、否定的な意見ばかりでクラスが覆われるはない。前向きな目的思考の話し合いがなされると思う。よくできなかったという意見が少数出会った場合、その理由を聞き、それがみんなで話し合う問題かどうか、それを解決するかどうか、どう解決するかを話し合えばよい。

 もちろん、学級それぞれにカラーと特徴がある。課題を出し合う話し合いがうまくいく学級、その方が子どもが伸びる学級、その他の手法がしっくりくる学級もあるだろう。当然それはそれで認められるものだ。子どもの学びと成長を目的としているところはどうちらにしろ揺るぎない。

これは「相互尊敬・認め合い・協力原理の学級づくり」という根本の考えの上に出てきたちょっとした心がけ、枝葉である。