ほとんど何も学ぶことなく終わった大学時代に、1つ学んだ言葉がある。今でも忘れず大事にしている言葉「トラチャン」である。
「トラチャン」とは「トラブルはチャンス」の略。教師としての仕事だけでなく、生きていく中で起きることすべてで言えることだと思う。失敗したら学びのチャンスなのである。
齋藤孝著『頭がよくなる思考法』(ソフトバンク新書2009)
その中に「弁証法」という考え方が出てきたのだが、それが「トラチャン」に近い。
弁証法は私のざっくりすぎる理解では「矛盾」「否定」を歓迎し、積極的に生かす考えである。自分の考えに対する「否定」を歓迎するというのは、今の自分になかなか難しいなぁ、という感じがするのだが、それでは伸びないのである。「和をもって貴し」とする日本人的気質が染みついてしまっているのか.. でも、ほんとうの「和」というのは意見を出し合って相乗効果を生み出すことなのではないかとも思っている。会議でも提案に対してみんながただ「YES」と言っているだけでは、よいものを生み出すことはできないのだろうと思う。実行する上で大切なことは、「信頼関係の構築」と「意見の否定と人格否定を分けて考えられるようにすること」。自分で自分の考えに対して矛盾を突きつけたり、別の角度から見て否定したりすることが常にできればいいけれどそれはなかなか難しい。やはり「対話」が必要になってくるのだと思う。弁証法的対話ができるように少しずつ努力していきたい。
「トラチャン」とは「トラブルはチャンス」の略。教師としての仕事だけでなく、生きていく中で起きることすべてで言えることだと思う。失敗したら学びのチャンスなのである。
齋藤孝著『頭がよくなる思考法』(ソフトバンク新書2009)
その中に「弁証法」という考え方が出てきたのだが、それが「トラチャン」に近い。
弁証法は私のざっくりすぎる理解では「矛盾」「否定」を歓迎し、積極的に生かす考えである。自分の考えに対する「否定」を歓迎するというのは、今の自分になかなか難しいなぁ、という感じがするのだが、それでは伸びないのである。「和をもって貴し」とする日本人的気質が染みついてしまっているのか.. でも、ほんとうの「和」というのは意見を出し合って相乗効果を生み出すことなのではないかとも思っている。会議でも提案に対してみんながただ「YES」と言っているだけでは、よいものを生み出すことはできないのだろうと思う。実行する上で大切なことは、「信頼関係の構築」と「意見の否定と人格否定を分けて考えられるようにすること」。自分で自分の考えに対して矛盾を突きつけたり、別の角度から見て否定したりすることが常にできればいいけれどそれはなかなか難しい。やはり「対話」が必要になってくるのだと思う。弁証法的対話ができるように少しずつ努力していきたい。