教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

やる気につながるイメージ

2019年03月23日 | Weblog
やった方がいいんだけど、おっくうだったり面倒だったりして行動が起こせないことがある。



習慣になってないことはなかなか自動的に体が動きにくい。

習慣にしてしまえば、こっちのものなんだけど。。


その習慣化させていく過程や、決めたことのレベルを自ら上げていくところには「やる気」が関わっている。



子どもたちにその「やる気」を起こしてほしいと願い語ってきたことを振り返ると、ネガティブなイメージを抱かせて行動につなげようとしていたかもしれないとふと思った。


それをしないと、どうなる?

という問いをなげて、イメージを語る。

子どもたちとしては、そんなネガティブな結末になるのはイヤだな、よしやろう!
というのがこちらの意図だ。


例えば宿題 や合唱など。



イメージにはこのネガティブなものと、ポジティブなものがある。

やらなかったらこんなネガティブな結末になるよ、というのと、やったらこんなポジティブな結末になるよというものだ。


果たしてどちらがやる気につながるのか。




個によって向き不向きがある。ネガティブなイメージを持たせて焦らされないとやれない人。ポジティブなイメージでウキウキしないとできない人といった違い。

ダイエットなんかするときあなたはどっちですか?ダイエットは続きますか?3日坊主はクリアしますか?


また、ネガティブな方はより衝撃があるよう。


じゃ、向き不向きはあるけど、ネガティブなイメージで衝撃を与えて。。と考えてしまいそうだけど、その衝撃は何度もやってると威力を失っていくみたい。


だとすると、ポジティブなイメージをもって楽しく前向きに取り組む方向の方がいい気がする。


笑顔志向でやる気を出して頑張る雰囲気をつくっていきたいならなおさら


ネガティブなイメージはどうしてもっていう緊急処置的に用いるくらいがいいのかも。


個によってフィットするしないは確かにあるだろうけど、ネガティブなイメージで直接的でないにしろ脅しのメッセージで行動させるよりポジティブなイメージで楽しくいい雰囲気で頑張れた方がいい。


今年度の大きな反省点の1つ。
子どもたちのやる気がもう一歩だったのはその辺に課題があったと思う。

まだメッセージを送るチャンスがある。ポジティブなイメージをもって頑張れるようなメッセージを届けたい。