リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

これを書いている間に携帯の充電が40%減りました。

2017-10-11 09:17:28 | 2017年度卒団公演
こんにちは!3回生の服部です。今回は役者、情報宣伝、衣装・小道具として参加しています。

私は立芸で今回で8つの公演に参加し、うち5つの公演で役者をさせてもらいました。
ある公演では演出に「お前はフィクションの存在だから」と言われ、またある公演では、「人間を超越して」と言われ、人間のような猫のような役があったり、かと思えば、「素のまんまでいいよ」と言われたり。私の役者遍歴は、中々に壮絶です。笑
過去の4役のうち3役で人間じゃない宣告を受けていた私ですが、今回は、1番まともに人間をしています!

ちょっと話は変わりますが、少し前に演劇をしている友達から役者するから観に来てねという連絡をもらったときに、どんな役なの?と聞いたら「普通の子だよ。」って返事がきたことがあります。
ビラの感じとかから、どう考えてもヒロイン的な立ち位置なはずなのに、「普通の子」ってどういう意味だよ!もうちょっとわかりやすく説明しろよ!とその時は内心思ったのですが。
その子の役は、ざっくり言うと、周りの人との間に壁を作ってしまいうまく人と接することができず、人間関係に臆病になってしまってるという役でした。表面だけの関係なら築けるけど、心の底から信頼できる友達や恋人はもう長いこといない、みたいな感じでした。(1年以上前の劇の記憶なので、違ったらごめんなさい!)
この役を「不器用な子」とか、「コミュ障的な子」と言わず、「普通の子」と言ったその子の考え方というか、役の捉え方に、驚きました。
どう考えてもマイナス要素の強い役です。悪く言えばコミュ障です。それを、客観的に外側からの評価して悪く表現するのではなく、逆に主観的にヒロイックな感じで「すごく共感できる私みたいな子」というのでもなく、自分も含めて多くの人が感ている一般的なこと、いいことではないけれど蔑むことでも悲観することでもない、普通のことだ、と、その子は考えてるんだなって、思いました。

自分の役をどう捉えるかって、かなり個人差が出ると思います。特に立芸がよくやるような人間模様を題材にした脚本だと顕著です。最大限自分に寄せて考える人もいれば、完全に自分から離して客観的に考える人もいます。私はどちらかと言えば後者のタイプだったのですが、今回の役は、自分に寄せて考えることが多い気もします。
なんでかって、まあ、単純にちょっと自分に似てるなって思うし。(というより、数年前に私が言ってたことと完全に一致。笑)

この役も、「普通の人」と言えば、「普通の人」だと思います。
あらすじにあるように、不幸な話を聞いてあげる代わりに五百円玉をもらうという商売しています。一見変わった人のように思いますが、実はそうでもないんです。よくあるというか、かなり多くの人が共感してくれるのでは?と思ってます。共感してもらえるよう頑張ります。笑

どのように「普通の人」なのかは、ぜひ観に来て確かめてください!

わけのわからない話を長々とすみません!
まあ、難しいことは考えず、気軽に観に来てください〜

写真は、3回生の村上先生が、かわいい1回生に合唱指導してるところです。(嘘)
公演の内容には全然関係ないのですが、かわいい写真なのに公開のタイミングを逃してしまったので。笑
準備はほのぼのと、着々と?進んでいます!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿