リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

ぱーりーぱりーぱーりー

2016-11-19 20:47:54 | 2016年度冬公演
 こんばんは、砺波しづかです。砺波は「となみ」と読みます。発音は『CONAMI』と同じです。
 砺波というのは地元の地名でもあります。春には何万株ものチューリップが咲き誇る砺波市です。あ、砺波は富山にあります。
 そんなん知らねえよって思った人はいいから砺波に観光してください。海岸線では蜃気楼も見れます。でも実を言うと咲き誇るチューリップも蜃気楼も見たことはありません。そんなものです。

 さて、既にビラをご覧になった方はご存知のことと思いますが、冬公演『アクアリウム』は、とあるシェアハウスでクリスマスパーティをしていたところに二人の刑事が訪ねてくるところから物語が始まります。
 クリスマス。クリスマスパーティ。シェアハウスで。パーリィピーポーどもめ。
 あっパーリィピーポーなら見に行かないとか、そんなことは仰らないでください、どうか。みなさまもご存知の通り、立芸は慎ましやかなぱーりーぴーぽーの集団です。

 まあひとまず。
 クリスマスといえば。どんな思い出があるかなぁと脳内検索をかけています。
 今、諸事情(親戚が結婚したんですよおめでとう!)で実家に帰っているので、どうしても実家でのクリスマスのことを思い出してしまいます。
 私が小さい頃、クリスマスになると2Mにもなるクリスマスツリーを飾りました。ツリーを買うのでお金がつきたのか、それとも趣味なのか、てっぺんのお星様以外は手作りのオーナメントでした。
 拾った松ぼっくりに不良が壁に落書きするようなスプレーで色をつけたり、ガチャガチャの容器に銀紙を張ってみたり、あとはなんかいい感じのなにかだったように思います。
 けれどあるクリスマス、飼っていた猫のたったちゃんがツリーによじ登って倒したため、ツリーを飾る習慣は私が小学生のうちに廃れてしまいました。悲しいことです。

 悲しいクリスマスの記憶ばっかり思い出してきました。つらい。
 折角のローストチキンを飼っていた犬が盗んだ事件とか。犬がクリスマスケーキを盗んだ事件とか。両親が仕事で帰ってこなかったクリスマスとか。あと高校生の頃の兄が彼女とクリスマスデートに出掛けて帰ってこなかったこととか。
 ついでに言うとサンタさんはいないと宣言された七歳のクリスマスとか。クリスマスにはしゃいでツリー飾ってごちそう作るような家なら、親父はサンタ役をやるべきだったのでは、と思います。
 さりとて、この歳になって実家も離れると、クリスマスは縁遠い文化です。クリスマスツリーも、清心館のラウンジに現れる嘘みたいしょぼいやつぐらいです。ここ最近のクリスマスの思い出はケーキを作ったこととかぐらいです。あのわくわく感はどこへ行ったのでしょうか。

 繰り返しになりますが、『アクアリウム』はクリスマスの夜に始まる物語です。立芸はパーリィピーポーではなく、クリスマス当日の公演でもありませんが、この世にはこんなクリスマスもあるんだなぁという感じで見に来て下されば幸いです。多分、私の悲しいクリスマスの記憶よりかは、皆様の心に触れるような物語です。
 公演情報、詳しくは公式Twitter、各館に張り出されているビラ、昼休憩に配るビラ、はたまたDMなどでご確認ください。
 団員一同、心からご来場お待ちしております。

 タイトルはてきとうです。

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