昨日は天候が良く、農作業にはもってこいの一日でした。私も少なからずお手伝い行って来ました。父の姉がお嫁に行った葡萄農家のジベ処理という作業のお手伝いなのです。母の実家も葡萄農家をしていますが2代目が頑張っております。父方のほうは叔父が今年の誕生日で81歳と言うことで、残念ながら後継者もなく、高齢者2人で葡萄栽培を切り盛りしています。10時の休憩時の話によると「最近は葡萄農家の方も後継者問題で悩んでいる」とのことでした。私は叔父に「体が動く限り続けたほうがいいよ。ジベの手伝いにはいつでも来るから」と話しました。私は娘を体験学習として連れて行きたかったのですが、残念ながら部活の練習試合があり今回は無理でした。ちなみにジベ処理というのはデラウェアの種を無くす処置をする作業のことであります。
叔母の話によると、「1回目のジベが終わってしまえば、後は2人でも何とかなるんだ」と言うことでした。栽培しているのは、デラウェアとステューベンの2種類なのですが、今回のジベはデラウェアが対象なのです。今までは父が手伝いに行っていたのですが、去年から私が代理で行くようになりましたが、高齢者を取り巻く問題を身近で感じるのでした。
どうせ汚れるんだからと私は白いシャツを着ていきました。今年もジベ処理の薬は、鮮やかなピンク色でショッキングピンクよりも濃い感じの色でした。プラカップをチョット絞ったような容器にピンクの薬を入れ左手に持ち、右手で葡萄の房を容器に入れるという単純な作業なのですが、これが1時間もすると肩がこり、手を揚げていられなくなるぐらいになるのです。おまけに葡萄の房につけた薬が、目や口に入り顔とシャツは鮮やかなピンク色に染まります。はっきり言って、かなり芸術的なセンスに染め上がるので不思議です。
葡萄棚は雨よけのビニールがかけられ、四方もネットとビニールに囲まれ、霜対策のストーブも置いてあり、通称ハウスと言う中で葡萄にとっては至れりつくせりの環境で育ちます。これからはサルやカモシカにも目を光られないといけないと言う事でした。気温が高くなる前に側面のビニールを上げ風を入れ温度調整、夜は霜注意報が出るとストーブを炊いて暖めるという作業が収穫まで続くのです。ここのところの熊騒動について聞いたところ「山に食うものないんだろう」とあっさり叔母に言われ頷く私でした。とにかく最近のサルもカモシカも美味しい物の味を覚えたから始末が悪いとのことでした。人間と動物の共存は解決すべき問題がたくさんあるのだと考えさせられました。
朝から太陽が眩しく「今日のスポ少野球練習試合はどうなるかな?」と,筋肉の張りが残る肩と腕をマッサージしながら散歩をする朝でありました。
今朝も5時45分起床、早起き5時台自己記録更新中!!