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酷暑や台風や地震が心配でも、父の墓参りに随伴する予定は動かない。
苦労は、実際に行く日の前から始まっている。
親戚に渡す菓子折りを見繕って。
切り花も先んじて買い、玄関に置いたバケツに差しておく。
いざ当日、肝心の父がなかなか起きない。
まだ余裕あると称して、のんびりのったり支度する。
昔に比べれば穏やかになったが、今度は逆にのんきが過ぎる。
タクシー呼んで、駅で切符買って、エレベーターやエスカレーターで移動。
この辺も父、以前よりはスムーズになってきてる。
厄介だったのが乗り換え駅。
週末が音楽フェスとぶつかっており、お互いはぐれそうになる勢いの人混み。
とてもトイレ休憩なんて取れないから、速やかに次の電車に乗った。
つつがなく目的地の駅へ着き、改めてトイレ休憩してから、連絡して来てもらった親戚の車で墓地へ。
冒頭の写真で分かる通り、変わらず荒れ地である。
今年は畑に空きが目立ち始めていた。
花瓶に活ける花が少ないとぼやく父。
よって私、茎をうまいこと切って、見た目の本数増やして、(垂直でなく)斜め斜めに花瓶に差していき、父の満足を得る。
曲がりなりにも活け花を習った経験がついに生きた。
もっとも、そもそも、この環境で活けても秒で枯れるし、カラス達にも遊ばれまくるんだが。
再び、車&電車&タクシーで帰宅。
道中、新規開店したカレー店に入れたのは収穫。
知らない店に父が入るのも珍しかった。
こんな風に、私にとって墓参りは毎度試練のような物だが、振り返れば思い出にもなるんだろう。
その思い出を記録するために、今もこうしてブログ続けてるんだなと再認識する今である。