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好事家の世迷言。(初代)

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調べたがり屋の生存報告です。

子供になったり大人になったり。

2013-06-04 | 物語全般
『何かが道をやってくる』(レイ・ブラッドベリ)、読了。

私が古典SFのタイトルを知ったきっかけは、
ほとんどが『GS美神』だったりする。

『美神』で描かれていた『何かが~』は、
確か魔物が登場人物を子供に変えてしまう話だった。

それで借りてみた本の裏表紙には、
主人公の少年たちが「一夜にして永久に子供ではなくなってしまった」とか、
「時間は過去から未来へ、現在へと変わり」とか有ったから、
少年たちの年齢が変わっちゃうんだ!とドキドキしながら読んだら、
彼らは最後まで無事だった

もっとも、この作品、
「年齢を変えられてしまう=狂死」という描かれ方なので、
読んでて正直やたら怖い。

そして意外だったのは、この作品の真の主人公は少年でなく、
その父親だった事。
「真夜中のサーカス」や「鏡の迷路(ミラーハウス)」などの元祖も
この作品なんだろうと知ったのも収穫だったな。

それでは。また次回。

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