(※私には合わない映画でした)
映画『アバター』を劇場へ見に行く。
上映当時、3D映画の傑作と持てはやされていたのを覚えている。
けれど、私としては当時、あらすじを少し聞いた時点で興味を持てなかった。
アメリカの金鉱近くに住んでるネイティヴと、そこに取り入ろうとするヨーロッパ人の恋愛西部劇の変形だと思ったから。
(追記。記事タイトルにした「白人酋長」というジャンルは、上記のような「文明人が未開人の長になる話」を指す言葉です)
(追記。記事タイトルにした「白人酋長」というジャンルは、上記のような「文明人が未開人の長になる話」を指す言葉です)
それが、待望の続編公開とやらで、期間限定再上映までされるなら、話の種にと見に行って。予想以上に後悔してダメージ受けた。
どうして大衆向けハリウッド映画は、異分子を拒絶する話ばかり創るのか。
『宇宙戦争』辺りの時代から、何ら進歩していない。
(私は『ジュラシック・パーク』も苦手です)
世のレビューにあった「異星観光体験」を思わせる景観は悪くなかった。
が、物語後半の、凄惨な自然破壊や殺し合いで全部上書きされてしまって、今は不快感しか残ってない。
何より解せないのは、地球人の主人公が自分の立場を決めないまま、地球側にも異星側にもどっち付かずで、そのくせ異星人のヒロインとセ○クスするという不実ぶりである。
しかも最後は、完全に異星側に亡命状態。
二者間の架け橋になってくれよ。
地球からまた侵略される危険性が残ったままじゃないか。
ああ、だから格好の続編が創れるわけですね。
こんな作品が世界興行1位というのが、謎だ。
それでは。また次回。