映画『マルホランド・ドライブ』のDVDを見る。
映画好きなら必見という触れ込みで、タイトルだけで借りた。
即ち、予備知識ゼロで見た。
つまり、本作をご承知の方の想像する通り、「?????」で頭が埋め尽くされた。
私は約2時間半、一体全体、何を見ていたのだろう。
リタの記憶は戻ったの?
リタもベティもどこへ消えたの?
あの真っ黒のホームレスは何?
部屋で死んでた人は何?
刑事たちの捜査はどうなった?
映画の配役をごり押しする連中は何者?
空港でベティと会ったあの夫婦は、どうしてニヤニヤしてたの?
と言いますか、そもそもダイアンとかカミラとか、後から名前がわちゃわちゃ出てきて訳分からんぞ!
半ば茫然としつつも、今はつくづく助かる事に、ネットで解説をすぐに調べられる。
それで、この映画のカラクリを(一応)知る。
この映画は前半と後半とで、互いに異なる設定で物語が紡がれている。
前半は、一見秩序ある現実のように思えるが辻褄の合わない幻想。
後半は、幻想に満ちていながらも無慈悲な現実。
二つの世界は、ほぼ等価であり、どちらも或る同一人物の視点により描かれている。
そしてそれらの世界を俯瞰して介入している上位者も存在する、と。
うん、分からん。
個人的には、内容を思い返そうとすると、細かい諸々の設定よりも、ねーちゃん達のいちゃこらやら号泣オ○ニーやらが先に頭に浮かんで仕方なく。
考察するには、もう少し時間が必要かもしれない。
それでは。また次回。