▶シュトゥットガルトの4日間ー前半
❤ シュトゥットガルトの蚤の市
■本文に入る前のご挨拶
2024年がスタートしてすぐに能登地方は大きな地震を経験し、多くの方々が亡くなりました。数え切れないほどの方々が住む家を失い、避難されているという大変な状況に胸が痛みます。亡くなられた方々とご家族に心からお悔やみを申し上げます。
また、災害のまっただ中で闘っている方々が1日も早く、少しでも落ち着いた生活が取り戻せますようお祈り申し上げます。
翌2日には羽田の飛行機炎上、5名の方が亡くなるという大変な出来事が立て続いています。二度とこのような事故が起きませんようにと祈るばかりです。
こんな状況下でのほほんと旅行記なぞ書いていてよいものかと思う気持ちもありますが、できることはできる間に進めたいという気持ちもあり、継続することにいたします。
▶シュトゥットガルトに着いてすぐに蚤の市に向かいました。
2023年8月19日。息子一家とはフランクフルトでお別れ。
奈々子と私たち3人はシュトゥットガルト中央駅に向かいました。そこで待っていてくれたのはアンゲリカとヴィリー夫妻です。2018年に再婚した二人はそれぞれに家を持ち、必要に応じて市内を行ったり来たりしています。2022年からは、私たちが訪ねたときは部屋数の多いアンゲリカの家に泊めてくれるようになりました。
❤ 木陰に入ると涼しい。
上に掲載した2枚の写真はシュトゥットガルト市の蚤の市です。日本でも骨董市が大好きな奈々子の希望に応えてアンゲリカとヴィリーが連れて行ってくれたのです。この日も暑くて汗をかきながら歩き回りましたが、それでも木陰は日本より涼しく感じます。奈々子は特に工芸品や道具類などをじっくり見ます。三津夫は本などを見てあとは少々時間をもてあまし気味? 私はトップ写真のような小物を見るのが好きですが、遠い日本に持って帰ることを考えると買うことはできませんので目の保養にと見て回っていました。でも、そこで可愛い天使像を見つけたのです。我が家の玄関にあった天使像は故ペーターが送ってくれたものでしたが、知らない間に少し壊れてしまっていたので、その替わりに買って帰ることにしました。壊れないで持ち帰ることができるかどうか少々心配でしたが、アンゲリカがちょうど良い大きさの空き缶を見つけてくれたのでしっかり梱包して無傷で持ち帰ることができたのでした。それが下の写真です(逆光でよく撮れていませんが)。ペーターからいただいた天使たちは現在私のパソコンルームに引っ越しています。
ヴィリーとアンゲリカも革鞄のよいものを見つけて買い込んでいました。じっくり見ていた奈々子も気が済んで、すぐそばのカフェで取りあえず再会を祝し、ビールで乾杯。その後、アンゲリカの住まいに到着。駅からは少々距離がありますが、それでも市内の高台の家です。
▶奈々子のトランクが壊れていました。
アンゲリカの家に到着。重たいトランクを持ち上げて三津夫もヴィリーも本当にお疲れさま。私も1つはゆっくりゆっくり持ち上げました。疲れた身体を癒やすためにアンゲリカが美味しいメロンと珈琲を出してくれました。
どこで気がついたのか忘れましたが、奈々子のトランクの足が1つ壊れていることがわかったので付け替えられる車輪を見たいのと、お友だちにドイツで有名なBAUHAUS(日本のジョイフル本田とかカインズのような店)でお土産を買いたいという奈々子の希望で、今度はヴィリーと4人でBAUHAUSまで出かけました。残念ながらちょうど合うサイズの車輪は売られていませんでしたが、漆作家の先輩にピッタリというお土産を見つけることができました。
夕食はアンゲリカの教え子が経営するというレストランでご馳走になりました。近くの丘も散歩してリフレッシュ。
❤ アンゲリカの円卓 伸ばすと8人ぐらいは座れるそうです。
❤ BAUHAUSの前で
▶シュトゥットガルト市立ギャラリーへ
翌8月20日は、三津夫が好きなラートゲープ作の祭壇をもう一度ゆっくり見たいとお願いしてこの日はシュトゥットガルト市立ギャラリーに行きました。イエルク・ラートゲープの祭壇を以前見た時は館員に撮影は駄目と言われて写せなかったのですが、今回は大丈夫だったのでゆっくり撮影しながら拝観しました。やはりなかなかの力作です。
開扉
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6b/1520_Ratgeb_Herrenberger_Altar_anagoria.JPG
このギャラリーを出てから時間があったので、古いマーケットの建物を覗いてみると小さなお店がたくさん出ていて見ているだけで楽しい場所でした。
ヴィリーのマンションで一休みしてからいざ5人でシルヴィアの住むブルクシュテッテンへ向かいます。シュトゥットガルトから30kmほどの町です。以前はここのシルヴィアとクラウスのマンションに泊めてもらったのでしたが、今回はシュトゥットガルトのアンゲリカの家に泊まっているため、日帰りで彼女たちの家を訪ねたのでした。今夜は大きな庭でバーベキュー。二人はその準備で忙しかったので、シュトゥットガルトに到着してからこの日初めて会うのです。
二人の庭に着いてみたら去年(2022年)は1つだったミツバチの巣箱が3つに増えているのにまず驚きました。そして大ご馳走が待っていました。シルヴィアとクラウス、朝から準備を本当にありがとう! 皆で乾杯!!
❤ <上の写真> 左から三津夫、シルヴィア、クラウス、ヴィリー、アンゲリカ、奈々子。
<下の写真> 後ろに見える柵で囲われたところがシルヴィア一人で作った池です。
食べきれなくて、せっかくのご馳走が残ってしまったのが申し訳ない気持ちで、帰路につきました。
明日はシルヴィア・クラウス夫妻とビンゲンまで1泊旅行に出かけます。
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