飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

4年生 道徳科「よわむし太郎」

2025年02月26日 05時35分40秒 | 道徳科
1 通読する。
・太郎がどんな人物かを考えながら聞きます。

2 設定を確認する。
(1)時代 江戸時代?
(2)場所 ・ある村
      ・森の小屋
      ・森の大きな池
(3)・太郎
   ・子どもたち
   ・との様

3 展開
①どんなできごとが起こっていますか。(挿絵をもとに)
 ・子どもたちにいたずらされる太郎。
 ・白い大きな鳥を大切にする子どもたちと太郎。
 ・鳥を守ろうとする太郎。
 ・子どもたちと仲良くなりよわむしと言われなくなった太郎。

②太郎はなぜ鳥たちを守ろうとしたのですか。
 ・鳥が殺されてしまうのはかわいそうだから。
 ・ふだん世話をしている鳥たちがかわいいから。
 ・子どもたちも鳥の世話をしていて、子どもたちが悲しむと思ったから。

③今、自分たちが世話をしている鳥たちがかわいそうだという意見がありましたが、もし、ふつうの野鳥をとの様が狩ろうとしていても太郎は命をかけて守ることをしたと思いますか。
 〇思う。 ・命は大切だから。
      ・残酷なことはよくないから。
      ・鳥たちは悪いことをしていないから。

 ✕思わない。 ・自分たちのかわいがっている鳥には特に愛情はないから。
       ・昔の人は狩りをして生活していた。
       ・もし鳥を全部とってはいけないとなると自分たちも困るから。

④との様が鳥を狩ることは悪いことですか。
 悪い  ・命があるから
 悪くない ・生活の一部だから

⑤子どもたちはなぜ「よわむし太郎」をふつうの「太郎」にかえたのですか。
 ・自分たちが世話をしている鳥を命をかけて守ってくれたから。
 ・命をかけて正しいと思うことをやりとげたから。
 ・勇気をだしてとの様をとめたから。
 ・いやなことをされても仕返ししない太郎が毅然たる態度をみせたから。
 ・子どもたちが自分たちのことを太郎が真剣に考えていることがわかったから。

⑥太郎から学ぶ、本当の強さとはなんですか。
 ・弱い者を守ることが強さにつながる。
 ・仲間の気持ちを大切にする気持ち。
 ・相手によって自分の主張をかえないこと。

★授業メモ
①主題名に「正しいと思ったことは自信をもって」を書かれているが、この題材の中にある正しさトは何か。
 太郎が行おうとした正しさ、すなわちとの様の言うことを聞かずに狩りをやめさせること。
 この行為に、正しさはあるのか。
 生き物を殺生することが全部いけない、だから、鳥を殺すことは悪であり、それをとめることに正義はあるという考え。
 たとえ、それがの様であっても。

②しかし、太郎がなぜ鳥を殺すことをとめたのか。
 それはこの鳥が子どもたちや自分がかわいがっている鳥だからであり、もし、通常の野生の鳥であれば命までかけて太郎はとめたかどうか疑問が残る。
 このあたりも子どもたちに聞いてみたい。
 太郎は一般的な正義ではなく、かわいがっている鳥と子どもたちのために止めたのであり、正義のために止めたわけではない。

saitani



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