飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

国語の意識

2024年09月11日 05時11分12秒 | 学級経営
1993年7月1日 学級通信より

6年1組を担任していた7月、突然こんな質問を子どもたちにしてみた。

質問1
「国語の時間に、もし担任の私が急に用事で授業できなくなりました。
 特に何をするかの指示はありません。
 補欠の先生もきません。
 あなたならどうしますか。」

・静かに自習する。
・プリントや漢字をする。
・漢字練習や意味調べ、本読みをする。
・無駄口をしないで、やり残しているプリントなどをする。
・全文視写をする。

・討論をする。
・みんなで協力して授業を進める。(討論とかして)
・みんなで相談して決まったことをやる。
・みんなで、体の不自由な人のための討論をする。

・社会の自習をする。
・静かに自分のやるべきことを終わらせる。
・クラスで決めることがあったら、みんなで話し合い、なかったら自習する。
・宿題の自主勉強をする。(理科か社会)

・クラスには、いつでも必ずひとつはもめていることがあるので、そこを話し合い討論する。

子どもたちのそれぞれの考え方がでていて、とても興味深かった。
意識変革をはかるとともに、これから確かな国語の力をつけていく必要があると思う。
そうすれば、自分たちの力で、文章を読んでいく子も増えてくるのではないかと考えている。

質問2
「俳句・短歌・詩など暗記しているものを書きましょう。」
これはなんと言っても百人一首の歌を書いた子が多かった。
歌の数では13首を書いた子が最高だった。
そのほかには、教科書で学習した俳句。
また「うとてとこ」谷川俊太郎さんの詩を書いた子も数名いた。

質問3
「国語の教科書に出てきた文章の中で、心に残っているのは、何ですか。
 また、それはどうして心に残っているのですか。」
これはほとんどが物語文。
ごく少数の子が詩をあげた。

こんな記録からも当時の学級経営の様子がわかる。

saitani


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