飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

年末の京都2 紫式部墓所 京都駅

2024年12月29日 13時00分19秒 | 趣味
京都御所は無料であるが歴史的には様々な舞台となった場所であり見ごたえがある。
京都御所をあとにして次はさらに北上して紫式部墓所を目指した。
もともとはここにあったわけではなく、室町時代ころに移されたようだ。
しかも
源氏物語というのは架空の創作物語であり、事実ではない。
その上に小野篁の墓の隣に紫式部の墓はある。
二人にはどんな関係があるのだろうか。

紫式部は源氏物語で恋愛感情を描きすぎて、地獄へ落ちたという話が「源氏供養」という能の演目の一つにある。
地獄に落ちた式部を助け出すために、篁は六道珍皇寺に向かい、冥土通いの井戸から地獄へ降りて行く。
そして、閻魔大王に彼女を地獄から出してくれるよう、お願いした。
そして助け出した後、自分の墓の隣に埋葬したのではないかと言われている。
また他には、地獄に落ちた式部を哀れむ多くの読者が、篁に彼女を助け出してほしいと、彼の墓を式部の墓の横に移したという説もある。
これ以外にも諸説あり、真相は今でも謎のままではあるが。

このあたりまでくると日がだいぶ陰り、風も冷たくなってきた。
途中お天気雨も少し降ったりして体も冷えてきたので、一旦京都駅にもどり、早い夕食をとることにした。
基本私の移動は地下鉄+徒歩が多いのだが、流石に2万歩近くあるいて疲労も蓄積されてきたのでバスでもどることにした。
京都はバスをうまく使えば、とても便利に目的地につくことができる。
縦横無尽にバス経路があるため乗りやすい。
しかも繁華街等は必ず経由してくれる点もありがたい。
大きな通りで南に向かうバスに乗れば、必ず四条河原町か京都駅には向かってくれる。
しばらくバスを待っていると京都駅に行くバスがきたので乗ることにした。
このあたりは観光客も少ないので座ることができたのも幸運だった。
連休や桜の季節、紅葉の季節にはバスがきても乗れないなんてことは日常茶飯事である。
運がよく乗れても、渋滞でバス自体が動かないこともしばしばある。

京都での夕食、とても迷う。
大都会だけに様々な選択肢があるからだ。
自分のポリシーとして、高いお金を出せばいくらでも美味しいものは食べられるが、リーズナブルで美味しいものを食べたい。
しかも京都でしかたべられないものを。
今回選択したのは、京都中華のハマムラ。
これは京都市内に3店舗あり、今回は駅構内のみやこみちにあるお店に行った。
ここで頼むものは一択、からしそばである。
見た目はあんかけそばみたいだが、辛子の風味がとても効いている。
どこに辛子が入っているのかと考えてみるとどうやら辛子のソースを麺にからめるらしい。
とても美味しかった。
セットにした天津飯もたれも上品で十分に京都中華を堪能した。

食事を終えて、お土産物の下見をしながら夜食のゼリーやクリスピードーナッツなどを購入にして四条河原町にあるホテルに向かった。
ホテルで少し飲み物等を飲み、一日目の京都観光は終了。

saitani

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