お気楽・極楽 おじさん生活  (旧ブログ名 お気楽 単身赴任生活日記)

「食べること」と「ばよりん」が大好きなおじさんのお気楽・極楽な生活を日記にしてみようかと…

アコースティック バイオリンが恋しい

2022-08-16 19:30:41 | ばよりん

楽器のために、温度・湿度管理が難しい

北海道の社宅から東京の自宅に

アコースティック バイオリン と 弓を 移して5か月経ちました

 

YAMAHA SV-150 と YAMAHAのカーボン弓は 楽しいけれど

最近、物足りなくなってきた。

 

ZOOMの マルチ エフェクタ―を 間にかませてみるけど

 

電気的な 音色の装飾は 好きになれず

物足りない気持ちが 増してきています

 

思い切って、北海道に楽器を持ってくるか

悩み中です

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楽器選びで 私が憧れ尊敬する人

2022-07-24 07:01:43 | ばよりん

楽器愛好家仲間の友達で私が憧れ尊敬する人がいます

 

私は小心者なので、実物に触れて確認しないと、購入までに至らないのですが

 

友達は、「写真をみるだけで購入を決める」決断力があります。

 

ヤフオクやメルカリで お宝をいくつも発掘しており

 

つい最近も

2万円でメルカリで購入したフレンチバイオリンが、80万円はする品

15万円でヤフオクで購入したラベルなしの見た目が古いバイオリンが、

BLOTさんに鑑定して貰ったら、鑑定書をつけられる

1800年代の本物イタリアン 

おそらく店頭価格は2,000万円超…

とのお話を聞きました。

 

値段もびっくりですが、楽器の音色もとても良いそうです。

 

新じられないと思いますが 事実なんです。

ミラクルです

 

 

友達は、成功ばかりではなく失敗もあるそうですが

結果を恐れず

楽しみながら 楽器・弓探しをしておられます。

 

そして、すごいのは、損得を計算すると、大きく「得」に振れてます。

 

友達曰く

「全ては、許された予算内でできるだけ良い楽器・弓を手に入れるための手段」

とのことですが、持って生まれた「運命」があるように思います

 

多くの人が、散財することが多いのですが

この友達は違います。

いつも 話を聞くたび すごいなぁ とおもっています

 

 

私は、ついついブログでは 「できるだけ手堅く」と書いてしまいますし

相談を受ければ、めちゃくちゃ慎重になります。

真贋判定も、素人ですから 一部の楽器・製作者しかわかりません

 

この2,000万円の楽器も、友達が入手してすぐ写真を見せて貰ったとき

「表板・裏板は雰囲気が良く、イタリアンぽいけど

スクロールが何かが違う ドイツ系??」

とコメントしたのですが

同じ楽器を、ERIC BLOTさんは、

真作イタリアンと鑑定し、製作者も特定し

鑑定書も発行していますので

友達には、失礼なことをお話ししたなぁ と反省しています

 

また

 

自分のような 手堅い楽器探しは

結果として、高コストなのかも

 

と最近思うようになりました

 

もし、お宝探しが好きで、自己責任の範囲なら

メルカリ、ヤフオク お勧めします

 

私は… 小心者なので ムリです…

 

 

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オークションで古い弓を見るとき 私が気をつけること

2022-07-19 18:54:31 | ばよりん

オークションのプレビューで、実際に弓に触るとき

 

私は 手順として

 

0.見た目

 

見た感じ、「いいな」と思える弓だけ、チェックをします。

見た目が好みでないと それ以上 進めることはありません。

 

 

1.弓の棹の振動チェック

 

弓を演奏する持ち方で持ち、棹の背中(弾くときには上を向く部分)を下に向け、

弓の棹先から手元まで、左手人差し指に当てて、右手にどのような振動が伝わるかを確認します。

この作業で、好みの弓か否かが50~70%ぐらいは判ります。

 

2.次に実際に楽器で弾く

 

ここでは、音色よりも棹の弾性を確認します。

また、飛ばしやすいか、止めやすいか

所謂 プレイアビリティ の確認です

 

元々柔らかい弓もあります、柔らかいからダメというわけではありません

使われ過ぎて、ヘタリがきている弓は

弓を飛ばすとき、挙動が不安定になるように感じます

 

私が購入検討する弓の価格帯は十数万円から3百万円ぐらいまでの間です。

その幅だと、「ある程度の音色」は弓は持っています

しかしながら、数千万円クラスの弓の持つ、甘美な音色は

私の価格帯では、持ち合わせてはいないと思い

音色は、ある程度であれば 良しと 割り切っています。

 

※ 2年前に ほぼ未使用のサルトリーの弓を触った時

 久々に、「いい音色!!」と感じました。

 自分の持つ ギョームやグランシャンにはない、圧倒的なパワーと音色の厚みに

 圧倒されました、価格は1,000万円に近い 数百万円でした。

 これまで、サルトリーは、へたりを感じる弓しか経験したことがなく

 はじめて状態の良いサルトリーを触ったのでした。

 サルトリーのミント品・ニアミント品には素晴らしい弓もあると感じました。

 

 

 

3.補修歴を確認

楽器屋さんに了解を得てから、スクリューを外し、フロッグも外し、棹の部分に割れがないかとか

スクリューの孔が変形してないか、割れてないかを見ます。

 

棹、全体を細かくチェックして、おかしいところはないか確認します。

 

補修歴があり、オリジナルのフロッグ&スクリューが着いていない弓は

あまりお勧めできません。

 

補修しても、もう棹に価値がない場合、

フロッグとスクリューだけ売却し(コレクターマーケットがあります)

そこら辺の、余っているスクリューとフロッグを付けて

オークションに出す人は結構います。

 

 

4.最後のチェック

 

楽器を弾きながら、右手に弦の振動を感じるか否かのチェックをします。

私は、この作業で振動を感じることのできない弓は、基本的に候補外にします

今所有している弓で、振動を感じにくいのはカーボン弓です。

YAMAHAのを持っているのですが、アーコスもコーダーも同じように振動を感じることができませんでした

 

 

以上が私の 基本的な手順です

 

ちょっと マニアックすぎるかもしれません

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ネットオークションで後悔しない心構え

2022-07-16 09:35:35 | ばよりん

ヤフオクのいくつかの楽器を拝見して

これ本物???

 

というのがたくさんあり、みているのはとても楽しいです。

ドイツ製の楽器にしか見えないのに、フランス製の楽器のラベルが張っていたり

 

私が気になっている 楽器の中にも 

・ なぜこの人の鑑定書が????

・ 同じ制作者なのに なぜ 年号の書き方が違うの?

・ なぜ 特徴ある部分の写真を載せないの?

 

という 限りなく黒に近いグレーの楽器があります

 

オークションは自己責任ですし

私がお手伝いした楽器の中にも、偽物はたくさんありました。

「止めた方が良い」「20~30万円のお金を払って、現地のプロフェッショナルに見てもらった方が良い」

とアドバイスをしましたが、あとは自己責任です

 

実物を見て、造りが良ければ 私は「たとえ偽物でもこの値段でこの楽器なら」と思えたら

おそらく応札すると思います

 

特に バイオリンの場合

 

つくりが良ければ

音色は、優秀で相性のいい弦楽器の職人さんが居れば

ある程度までは調整と弾き込みで、

納得のレベルにまで 持っていくことができると思っていますので…

 

 

ネットオークション をするときは

 

絶対はない という気持ちで 取り組んでほしいと思ってます

 

少しでも、迷いがあれば 

手を出さない方が賢明です

 

「失敗してもいい」と腹をくくっている方は、全く問題はありません。

冒険して、結果として 安く銘器を手に入れた方も友達に居ますので…

 

 

 

ではでは

 

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ヤフオクを眺めてみて

2022-07-14 01:04:47 | ばよりん

きしさんから

Capelaが出品されていることを教えていただいてから

眺めています

200万円が180万円になり、今は170万円

本人の製作証明書がついていないのが

気になるところですが

 

写真で見る限りは、真作のように見えます

全体の木目は 表も裏もやや目幅があり、柔らかな音が出そうな印象

状態が判らないので、

フィッテングの全交換

ネックの差し替え

指板、ナットの交換

駒の新調

は覚悟して、

予算を考える必要がありそうです。

 

この時期は、オレンジ系のニスが多いようで

私の楽器も同じ雰囲気です。

ただ、オークションの楽器より隆起は控えめです。

 

最終的に、いくらで落札されるのか

興味深く見ています。

 

 

 

YAMAHAの バイオリンのV-60も 興味深く見ています

 

YAMAHAが ブラビオールを発表したとき

私は、個人的には高く評価していました。

量産品として この品質を保っているとは…

あくまで、弦楽器フェアーの会場だけの印象でしたので

それが正しいのかは、判りませんが

 

当時、展示会回りをしているV-30がとても良く鳴っていた

印象がまだ残っています。

 

その後出た、アルティーダは

最初は、それほど突出した好印象はなかったのですが

YVN500の試作品を弦楽器フェアーで触らせていただいたとき

その音色に魅了されました

翌年は市販品のYVN500発表でしたが、前年の試作品の音色はなく

また平凡な楽器に戻っていました。

 

試作品は、古い楽器の音色の魅力がありました。

 

市販品は、古い楽器の魅力を経験せず、

新作楽器の音色しか知らない方が好みそうな音色でした。

 

確かに新作楽器の価格帯でしたので

市場性を見て、音色の特徴を決めたのだと思います

売れるためには仕方がないと思いますが

 

残念に思いました。

 

新しい楽器で、古い音色を出そうとすると

パワーがなくなりがちです。

私が出会った楽器は、ほとんどそうでした。

 

本物の古い楽器は、遠達力があります。

 

YAMAHAの試作品も 同じ 遠達力を感じたので

今でも 残念に思っています。

 

今は、V-60 と Capelaさんの楽器が、

最終的にどうなるのか

じっくり見学させていただこうと思います。

 

 

 

 

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最近のフレンチバヨリンの値段を考える。そして私の弦に対する考え…だらだら日記

2022-06-18 16:27:33 | ばよりん

以前は サザビーズやクリスティーズなどの

海外オークションの2.5~5倍が 日本の弦楽器商の販売価格といわれていました。

 

フレンチのJ.B.Vuillaumeのばよりんは、オークションの落札価格が

2010年ごろは、140,000~150,000英国ポンドぐらいだったのが

最近は、350,000~400,000英国ポンドになっている。

上がっていますね~ 

モダンイタリアンや、ちょっと古めのコンテンポラリーイタリアンと同じ動きです

 

Bailly は

2010年ごろは、7,000~10,000英国ポンド

最近は、7,000~14,000英国ポンド

あまり変わっていない。

 

オークションの場合、偽物の場合もあるので価格に幅がありますが

Baillyを始め、Vuillaume工房での製作者の楽器は

安い値段で、Vuillaumeと同等の品質の楽器を手に入れることができる可能性がある

と思えば、丹念に店を回れば、不可能ではないように思います。

もちろん、簡単に巡り会得るものではないけれど…

 

おフランスざんすは、本当はあと3~4年は使って

私なりに、深掘りして楽器の良いところを確認できてから、手放す

というのが本来の予定でした

 

でも、事情があり、楽器を減らそうと思ったので 少々残念ではあるけれども

仕方がありません。(事情は 宮地楽器さんには、お伝えしています)

 

私としては、楽器はきれいに丁寧に作られているし、

楽器の表情も明るく変わってきたし

発音も良く、フレンチ特有の 鼻にかかったこもった音色ではなく

パンと音が外に出るように、ガンさんが上手に調整してくれている。

楽器そのものも、凡庸なフレンチではなかったので、ここまでの音にはなったのだと信じています。

 

宮地楽器さんには、楽器とともに、新しい弦を1セット預けてきました。

真剣に購入を検討したい人が良いコンディションで試奏できるように

無償で張替えていただけるようにです。

弦は、コレルリのクリスタルを付けています

素直できれいな音がする弦だと思っています

 

アジャスターも、「テントウムシがついていると売れない」というので

宮地楽器さんで、新しいアジャスターを購入し付け替えました。

 

標準の弦は「ドミナント」といわれますが

昔、標準といわれた、ガット弦のオイドクサ+ゴールドのような、素直な弦と比較すると

ドミナントは、美味しさ成分の化学調味料のたっぷり効いた弦 の印象です。

ドミナントは、比較的パワーがあり、音にクセがあり、楽器の特徴を消してしまうように思います

一方、少々運弓が悪くても、カバーしてくれる弦でもあるように思います

 

悪く言えば、化学調味料たっぷりの味に慣れた舌のように、

この弦の音に耳が慣れている方が増えてしまったのだと思います。

 

ドミナントに比べれば、クリスタルはあっさりしていますが

素直な楽器の音がするように思います。

おフランスざんすの調整+弾き込みが終わるまでは、

数年間はクリスタルでいくことにしてました。

 

スズキ#540で、大人でバヨリンをリスタートした時は

弦は、トニカを使っていました。

 

次に、Mario Gaddaを購入したのですが

この楽器には、先生から

Eゴールド、ADGオイドクサ を勧められ、この組み合わせでレッスンを受けていました。

簡単には鳴らないので、弓の練習にはもってこいの弦でした。

 

ある程度、運弓ができるようになってから、

合成弦を使って良いと言われ、いろいろ試して

当時は インフィの赤を使ってました。

厚みがあり、ドミナントより甘くきれいな音と感じていました。

 

その後、いろいろな弦が出てきても、あまり変える気は無く

ときどき ガンさんのすすめで、弦を換えて見ましたが

Gaddaには 私はインフィ赤がベストでした

 

その後手に入れたガンさん楽器は、ガンさんから 緑エバ の指定があり

ずっと緑エバにしています。

 

ステファニーニも、ガンさんが緑エバがいいというので、緑エバです。

 

カペラ1898は、ドミナントが張っていたので、そのままにしています。

カペラ1977は、クリスタルです。時々、違う弦を張りますが、4弦のバランスが変わるので

弦の種類を変える都度、ガンさんに調整をお願いしています

 

弦の種類を変えると、4弦のバランスが変わることがよくあり、気になってしまいます。

弦の種類を変えてバランスが崩れるのを、他の人は気にならないのだろうか? と思うのですが

神経質なのは、私だけなのかもしれません。

 

YAMAHAのSV150というサイレントばよりんも持っており

弦は、工場出荷時標準のヘリコアにしています。

上位機種やエレキばよりんは、ザイエックスのようなので

時間ができれば、弦を換えてみたいとも思っています。

 

いま 欧州では弦楽器オークションが行われ、

日本からもディラーの人が数人行っておられるようです。

円安で、仕入れた楽器がいくらで

市場に出てくるのか

非常に興味がありますです

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おフランスざんすの相場価格

2022-06-17 19:08:30 | ばよりん

今週の月曜日に、宮地楽器さんに行って

 

まだ おフランスざんすが店にあることを確認してきました。

 

「ん? 250万円+消費税 は高いのかな?」と思ったので

 

親しい、ロンドンのディーラーさんに相場を訊いてみたところ

「信頼できる証明書がついている状態の良い楽器は、値引き後で30,000~35,000英国ポンドが相場かな。鑑定書がないと20,000~25,000英国ポンドだね。Baillyは偽物も多いから。Rampal氏の鑑定書がついていないと難しいかな。」

とのことでした。

 

すると、値段はそれほど高いわけではない。

 

バイオリンの価格は少しづつ上がっており、

フレンチの1900年ぐらいの楽器は

JTLやラベルテのような大量生産工房作のバイオリンでも 

雰囲気の良いものは200万円台で売っています。

 

1900年代のフレンチは、材は良いものを使う傾向がありました。

逆に第2次大戦中のイタリアンは、良いものもありますが、

絶対的な数が少なく、更に価格高騰に拍車をかけているように思います。

 

ロンドンの人は、「RIO 英国にもってこい。売ってあげるから」と言っています。

なかなか売れないなら、英国にもっていこうかな…

ついでにオークションも見学して…

 

早くコロナ禍 落ち着かないかな~~

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Capela1989 魂柱を外す

2022-06-14 00:03:40 | ばよりん

徐々にバイオリンの数を減らそうというプロジェクト

おフランスざんす こと Paul Baillyは、宮地楽器小金井店さんに委託販売中で

6月13日現在 展示棚で FOR SALE 中。

山本店長さん「お安い楽器じゃないから、そんなに簡単には売れませんよ」とのこと

私も 安くないと思うので、ここはじっくり構える予定。

 

装飾楽器のCapela1989は、

 

弾かずに長期保管モードにすることにした。

前の所有者の方も、おっしゃっていたが、

「美しすぎて、傷つけやしないかと、弾くのが心配になる」

というのは私も同じ。

ならば、レンゲ(ダウン) という、

楽器本体がケース内部に触れる面積が少ないケースに

魂柱を外して今日から保管することにしました

あどは、ケース内にダンピッドを入れて、管理をしていきます。

なので、しばらく弾きません。数年は弾かないかもしれません。

 

今回いろいろ考え、決めた結論です。

 

きっと、後世に残すべき楽器の一つになるとおもうので…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おフランスざんす との1年あまりの時間

2022-05-19 18:06:42 | ばよりん

今 宮地楽器 小金井店さんで 委託販売していただいている

おフランスざんす こと Paul Bailly 1884 

 

初めて、みた時は、汚れていて

弾ける状態ではなく

楽器が悲しそうな表情(雰囲気)をしていました。

 

でも、造りはしっかりと主張があるように見え

古い楽器に憧れている私にとって

「もしかしたら 古い音がするかも」という願いを込めて

入手しました。

 

その後 どんな付き合い方をしたかというと…

 

まず、弾いたりせず

ガンさんの工房に持っていきました。

 

一番気をかけるのは、適切に魂柱が立っているかということです。

適切な状態で立てていないと、魂柱の縁(ヘリ)は表板や裏板に食い込んでいて

振動でさらにダメージが大きくなるかもしれないからです。

私は、楽器の調整は詳しくないので、見てもわかりません。

 

なので、

 

これまでの管理状態が不明な楽器は、

ガンさんに、魂柱の状態を確認してもらいます

 

次に駒は、必ずガンさんの切った駒にしてもらいます。

ガンさんは、「もったいないよ、まだ使えるよ」ということもありますが

私は、ガンさんの切ってくれた駒が好きですし、安心感があるので

必ず駒はガンさんの駒に交換します。

(その方が、ガンさんも調整しやすいのではとも思っています)

 

テールガットの長さも適切に調整してもらい

 

ガンさんに音色の調整をしてもらいます。

 

おフランスざんすは なりきっていない感じがしていましたので

 

家では、練習をする前と 終わった後のそれぞれ20分は

開放弦でゆっくりゆったりと楽器を 大きな音が出るように

鳴らすように心がけました

 

数カ月たつと、だんだん音の立ち上がりも良くなり

音も開放的に広がるようになるようになってきました。

 

楽器が育ってきていることを最も感じていた時期でした

 

反応よし

裏板、横板の響き、振動も良く感じるようになり

弓からも楽器の響きを右手に感じるようになったのは年末に近い頃だったと思います。

 

 

音の立ち上がりが、固く 角のある音が気になっていましたが

最後の調整で、ガンさんが 一旦魂柱を外し、魂柱の表板・裏板にあたる面を削って

再セットして、魂柱の位置を調整したら

ようやく 私の好みの音になりました。

 

ガンさんも、音が固いのが気になっていたとのことで

 

「うん これでいいな」というところまで、ようやくきました。

 

時間は1年以上経っていました。

 

特別なことをしてはいません。

楽器を弾き込むときには、適切な調整がなされていることが重要で

季節(温度・湿度)によって、魂柱を適切な場所に動かしてもらいながら

調整を続けていけば、目指す音には

近づくと思っています。

 

楽器店・工房に商品として並んでいる楽器は

ある程度まで仕上げているので

もっと早く、仕上がると思います

 

宮地楽器さんには

展示する際には、新しい弦に張り替えてくださいね

とお願いして、フランス製の弦もお渡ししています

 

試奏した方が

どのような感想をおっしゃるのか

気になってしょうがない 今日この頃です

 

(追記)

ちなみに おフランスざんすには

ニュージーランドにある弦楽器工房の駒がついていました

私が手に入れる前は、ニュージーランドで弾かれていたのかもしれません

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ストラドのオークションプレビューに行きたかったなぁ

2022-05-12 06:24:56 | ばよりん

昨日(5月11日)

オークションハウス タリシオの

東京で開催するアントニオ・ストラディヴァリ「ダ・ヴィンチ、ex-ザイデル」

プレビューがありました

 

招待メールが届いていたのですが…

あいにく、昨日・今日は勤務先の監査役監査があり、その対応で

休みを取ることができませんでした

 

この楽器は

2018年10月に開催された

東京ストラディバリウス フェスティバルにも出展され

 

出展時の紹介では

 

1881年オークションでJシャルドンが落札

その後レオン・デュ・ジャンゼ伯爵のコレクション

一旦パリの楽器商に戻り

1888年Jフォーシーに売却

1914年にカレッサ&フランセを介してチャールズ・ダッシュが購入

その後アルベール・カレッサが手に入れた後

1924年 エリック・ラックマンに売却

同年 エミール・ヘルマンを経由して トーシャ・ザイデルに売却

1962年 所有者代わる

1974年 サザビーズで落札された後

日本バイオリン社を経由して 宗次コレクションに売却

現在に至る

とのことです

 

 

なお、5/11 現在 宗次コレクションにこのバイオリンの名前が載っていますので

現在も 宗次コレクションの所有だと思います

黄金期と言われる時代の楽器なので

生で見たかったなぁ~

 

落札価格は2,000万ドルという予想ですが

2,400~2,500万ドルになるような気がしています

だって、こんなに良い状態かつ黄金期の楽器個体は

オークションでは、出ることは非常に稀ですから~~

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