おフランスざんすは
先日、ようやく私は、楽器として迎えることができるようになりました。
この1年あまり、弾いては悩み、悩んでは弾き でした。(とはいっても、積極的に弾く時間は無かった)
「やっぱり、ダメな楽器なんだろうか?」と思ったこともありましたが
手に入れたときの「悲しい顔」の楽器の表情が
昨年の春ぐらいから、少しづつ 「すました顔」に変わってきていたので
もう少しこの楽器とつきあおうと覚悟を決めていました
本当に、最初はイライラもしました。
「この程度?」と思うことも
今回の様に、不安と苦労が入り交じったのは初めてで、とてもよい経験になりましたです。
さて
「楽器はなに?」と聞かれることが続いていましたので
ご報告させていただきますです
おフランズざんす は フランスのPaul Bailly という製作者の方が作った楽器です。
ランパルさんの鑑定書があり、1884年に作られたと書かれています
ニスはたっぷり残っており、やや赤暗い色です
私自身は、1900年前後のフレンチに興味を持つことはないと思っていましたが
この個体は、良くあるフレンチのようにペタッとしてなくて
良い雰囲気の隆起だったことが 手に入れることにした決め手でした
ほとんど弾かれていない雰囲気というのも 興味を持った点でした
モダンのフレンチの中では
市場価格も、びっくりするほど高い楽器ではありません
価値も上がるとは思っていません
ただただ、良き遊び相手になってもらえればと思っています
以上簡単ですが 皆様にご報告とさせていただきます。
ではでは
(追記)
鑑定書の日付は、特定できないよう加工しています。