今週の月曜日に、宮地楽器さんに行って
まだ おフランスざんすが店にあることを確認してきました。
「ん? 250万円+消費税 は高いのかな?」と思ったので
親しい、ロンドンのディーラーさんに相場を訊いてみたところ
「信頼できる証明書がついている状態の良い楽器は、値引き後で30,000~35,000英国ポンドが相場かな。鑑定書がないと20,000~25,000英国ポンドだね。Baillyは偽物も多いから。Rampal氏の鑑定書がついていないと難しいかな。」
とのことでした。
すると、値段はそれほど高いわけではない。
バイオリンの価格は少しづつ上がっており、
フレンチの1900年ぐらいの楽器は
JTLやラベルテのような大量生産工房作のバイオリンでも
雰囲気の良いものは200万円台で売っています。
1900年代のフレンチは、材は良いものを使う傾向がありました。
逆に第2次大戦中のイタリアンは、良いものもありますが、
絶対的な数が少なく、更に価格高騰に拍車をかけているように思います。
ロンドンの人は、「RIO 英国にもってこい。売ってあげるから」と言っています。
なかなか売れないなら、英国にもっていこうかな…
ついでにオークションも見学して…
早くコロナ禍 落ち着かないかな~~
生年は1844年 没年は1915年 1907年 と説が分かれていまして、
1862(または1964)年~1868年はJ.B.Villaumeの楽器を作っていたと言われており。
Vuillaume number
2381(または2521)~2770の中には
Bailly作の楽器があると言われています。
その後、住むところを転々としながら製作を続け、1899年にパリに戻り、腰を落ち着けます。
評価が高いとされているのは、1860年代から1899年までの楽器のようで、パリに腰を落ち着けてからは、数を作るようになったのも、評価に影響を与えているかもしれません。
日本では、イタリアンとジャパニーズが主流となっていて、かつて主流であったフレンチやジャーマンのバイオリンは、人気が無く、欧米ほど評価されていないようです。
また、ちょっと名の知られた1860~1920年頃の製作者は、欧州のファクトリーメイド楽器にラベルを貼り替えた偽物もたくさんあり、信頼できる証明書のない楽器は、真作にこだわる方には、非常にリスキーだと思います。
2~3年前はもう少し安かったと思います。
何でも値上げのこの時期…うーん困っちゃいますね~
😯