劇場公開:2018年10月
監督:アニーシュ・チャガンティ(劇場映画デビュー作品)
キャスト:ジョン・チョウ
:デブラ・メッシング
:ミシェル・ラー
*あらすじ*
母が亡くなり父子家庭となって2年の女子高校生がある日行方不明となった。
最初は叱った事でへそを曲げて連絡が取れないのかと思ってた父親も本当に行方不明なのだと気が付き彼女が残したPCを調べまくり(超PCに詳しい父親なのだ)娘の友人関係、SNS関係を調べていくうちに、娘の事を何も知らなかったことに気が付く。
特徴は全編PCの画面上で物語が進んでいく映像。
まるでSNSのライブ映像をみてるような不思議な感覚。
映画の中で父親が
『友達』の定義ってなんだ?
という問いかけをする。
PC・スマホが出来てSNSが発達して色んな人間関係が発展してボタン一つで誰とでも繋がれる時代に生きている今の10代20代は『友達』ってどういう人がどんな関係が友達って思っているんだろう。
信じるってことがより難しい時代になったな、と思いました。
だから絶対的に親が味方である必要性を感じる昨今。
決して何でもやってあげる、という事ではなく否定せずに子どもの話しに耳を傾けること。見守ること。
後ろに自分の味方がいるって心強いし安心感があるんだと思う。
その存在が無かったから余計わかる。
それがどれだけ大事なことか。
間違ったことをぶつけられるのも親しかいないし
わがまま言えるのも親だからだし
八つ当たり出来るのも親、だけにして欲しいし(笑)
それは全てなにをやっても許してもらえる無償の愛を持ってる親だからこそ安心してやるのだと思う。
やったこと(そういう愛情を受けた事)がないから想像だけれど
私の子どもたちをみてるとそうなんだろうな、と思う。
いわゆるサンドバッグ役だね。
それで子供たちが外で頑張れるならお金を稼いでくるエプロンをつけたサンドバッグでいて
少しでも子どもの本音を聞けたらな、と思う。
少しでも子どもからスマホを離したいなら
自己中で自虐的でへんてこな会話に付き合うしかない(笑)
そうしたらSNSで知らない人に騙される可能性も低くなる。
向き合って話すしか、信頼を勝ち取る方法ってないんだろうな、と思う。
そんなことを考えさせる映画でした~~