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「他人を許せない人の脳」で起きている恐ろしい事事

2022-01-11 15:30:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

2021年もインターネットを中心とした、炎上や誹謗中傷のニュースが数多く見られました。芸能人の不倫スキャンダルや不謹慎とされる言動など、さまざまな話題がありましたが、その中でよく聞かれるのが「許せない」という言葉です。
自分や自分の身近な人が直接不利益を受けたわけではなく、当事者と関係があるわけでもないのに、強い怒りや憎しみの感情が湧き、知りもしない相手に非常に攻撃的な言葉を浴びせ、完膚なきまでにたたきのめさずにはいられなくなってしまうというのは、「許せない」が暴走してしまっている状態です。
「許せない」の暴走である正義中毒や人を許せなくなる脳の仕組みについて、脳科学者の中野信子氏が監修を務めた『まんがでわかる正義中毒 人は、なぜ他人を許せないのか?』より一部抜粋、再構成してお届けします。

「我こそは正義」と確信した途端、人は「正義中毒」になる
人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人といった、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできています。他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質である「ドーパミン」が放出されます。この快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなってしまい、罰する対象をつねに探し求め、決して人を許せないようになるのです。
Ⓒ川井いね子/アスコム
こうした状態を、私は正義に溺れてしまった中毒状態、いわば「正義中毒」と呼ぼうと思います。この構造は、いわゆる「依存症」とほとんど同じだからです。有名人の不倫スキャンダルが報じられるたびに、「そんなことをするなんて許せない」とたたきまくり、不適切な動画が投稿されると、対象者が一般人であっても、本人やその家族の個人情報までインターネット上にさらしてしまう。企業の広告が気に入らないと、その商品とは関係のないところまで粗探しをして、あげつらう……。
「間違ったことが許せない」
「間違っている人を、徹底的に罰しなければならない」
「私は正しく相手が間違っているのだから、どんなひどい言葉をぶつけても構わない」
このような思考パターンがひとたび生じると止められなくなる状態は、恐ろしいものです。本来備わっているはずの冷静さ、自制心、思いやり、共感性などは消し飛んでしまい、普段のその人からは考えられないような、攻撃的な人格に変化してしまうからです。特に対象者が、たとえば不倫スキャンダルのような「わかりやすい失態」をさらしている場合、そして、いくら攻撃しても自分の立場が脅かされる心配がない状況などが重なれば、正義を振りかざす格好の機会となります。
こうした炎上騒ぎを醒めた目で見ている方も多いと思います。しかし、正義中毒が脳に備わっている仕組みである以上、誰しもが陥ってしまう可能性があるのです。もちろん、私自身も同様に気をつける必要があると思っています。
Ⓒ川井いね子/アスコム
また、自分自身はそうならなくても、正義中毒者たちのターゲットになってしまうこともありえます。何気なくSNSに載せた写真が見ず知らずの他人からケチを付けられ、「不謹慎だ」「間違っている」などとたたかれてしまうようなケースは、典型例だといえます。
正義中毒の状態になると、自分と異なるものをすべて「悪」と考えてしまうのです。自分とは違う考えを持つ人、理解できない言動をする人に「バカなやつ」というレッテルを貼り、どう攻撃するか、相手に最大級のダメージを与えるためには、どんな言葉をぶつければよいかばかりに腐心するようになってしまいます。
「正義中毒」を乗り越えるカギはメタ認知
「メタ認知」とは、自分自身を客観的に認知する能力のことで、脳の前頭前野の重要な機能です。もう少し詳しく説明すると、「自分が○○をしているとわかっている」「自分がこういう気持ちでいることを自覚している」ということです。「私は今こういう状態だが、本当にこれでいいのか?」と問いかけることができるのは前頭前野が働いているからであり、メタ認知が機能しているからなのです。
正義中毒に陥らないようにするためには、つねに自分を客観的に見る習慣をつけ、メタ認知を働かせることが大切です。メタ認知能力の高低には、もちろん遺伝的な要素もありますが、実はそれよりも大きく影響するのが環境要因です。この能力は、個人差はありますが、小学校低学年あたりから徐々に育ち始め、完成するまでには30歳ぐらいまでかかります。これは、脳の前頭前野の発達そのものであり、完成する30歳くらいまでの間はずっと、周囲からの影響を受け続けます。
人生において、若い頃、特に20代ぐらいの時期に付き合いのあった人、尊敬していた人の影響が大きいのはこうした背景があるからで、メタ認知のできている人と若いうちに出会うことには大きなメリットがあります。子どものメタ認知能力を育てるためには、幼少期から30歳くらいまでの時期にどんな人と出会い、どのような影響を受けてきたのかが、非常に大切になるわけです。
人間は、自分が言い続けてきたこと、やり続けてきたこと、信じ続けてきたことをなかなか変えられません。そして、それまで見せてきた自分と矛盾しないように振る舞わなければいけないという根拠のない思い込みに、無意識に縛られています。この現象を、心理学では「一貫性の原理」と呼んでいます。
Ⓒ川井いね子/アスコム
しかし、そもそも自分自身、そして他者にも一貫性を求めること自体、不可能なことなのです。人間である以上、言動に矛盾があるのは当たり前、過去の発言や振る舞いを覆してしまってもしょうがないのです。今は絶対的な真実と信じていることだって、いつかその間違いに気づく日が来るかもしれません。そのように「信じていたこと」を裏切られたと感じることこそ、摩擦やいざこざの原因にもなったりするわけですが、それを回避するいちばんいい方法は、他人に「一貫性」を求めること自体をやめることではないかと思います。
対立ではなく並列で考える
正義中毒から解放される最終的な方法は、あらゆる対立軸から抜け出し、何事も並列で処理することではないかと思います。
A国とB国、宗教Aと宗教B、男性と女性でもいいのですが、異なる人間同士が集まれば、対立軸はいくらでも発生します。そして、誰しもが、そのなかでいくつものグループに所属することが可能です。それぞれに視点や知見があり、議論が生じます。それ自体は健全なことです。
『まんがでわかる正義中毒 人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
しかしここで正義中毒にかかってしまうと、どちらかが参ったと音を上げるまで死力を尽くして相手を攻撃し続けることになります。
「あいつはバカだ」「あいつはおかしい」と感じるその「あいつ」のなかにも、人格や感情、思考が必ず存在します。自分とは違うその何かを、すぐに拒絶してしまうのではなく、まずはいったん受け止める、包み込んでみる。相手の発信した内容を評価し否定する前に、まず、なぜ相手はそう発信したのか、そこから新しい知見が得られないかを考えてみる。
そうすることで、新しい、ポジティブな何かが得られるかもしれません。一度その感覚を体験できれば、自分こそが正義だとは考えにくくなるでしょう。私は、これこそが知性の光のように思えます。
人間は不完全なものであり、結局永遠に完成しないという意識が人間を正義中毒から解放するのではないでしょうか。
中野 信子 : 脳科学者

定年後に夫婦で旅行に行きたがるのは「夫だけ」という不都合な真実

2022-01-11 13:30:00 | 日記
下記の記事はプレジデントオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

ベテラン主婦に向かって「特売品を買え、ポイントを貯めろ」
家族問題評論家の宮本まき子さんは、二二年間勤務していた電話相談室や、講演会後の懇談会、女性講座などで「百科事典ができそうなくらい」夫への愚痴、不満を聞かされてきたという。
「特に定年後の夫ときたら妻の領域に無遠慮に侵略してくる。冷蔵庫の中身だけでも喧嘩のタネで、『おまえは卵を買い込みすぎる! 卵は新鮮なほうがいいから、なくなってから買え』とかね。何十年も主婦をやってみれば、卵は賞味期限に関係なく長持ちするし、突然料理に必要になるから多めに用意しようと思うわけですが、聞く耳持たない」
こうして現役時代には「家庭は妻に任せる」と丸投げしていた夫が家庭に居座るようになると、細かいことにまで口を出してくるのに閉口させられるという。
お金でもめる夫婦も多い。ベテラン主婦に向かって、「特売品を買え、ポイントを貯めろ」とか、「こうすれば一カ月の電気代が一〇〇〇円も安くなる」などと指示して得意顔をする。
仕事から引退した途端、「これから家計の管理はオレがやる」と宣言して、通帳を渡すように言われた妻もいる。「一年にこのくらいの貯金を取り崩せば、このくらいの年数は持つはず」という机上の計算は、社会が変わり、物価も上がってそのとおりにいかないことが多い。引退して新たな資金を創出する手段がなくなると、不安が波のように押し寄せてくる。
妻に対して部下と同じ要領で対応してしまう
「だから、ネットで調べた情報を頼りに、『こうすれば貯金できるはずだ』とか、『なんでおまえは貯めることができないんだ?』とか言われて、妻はカチンとくるのです」
いままで見向きもしなかった家庭のことにうるさく口を出して、命令や指示を出すのだが、自分からは何も動かないでモラハラ予備軍になる夫たちも少なくない。
「無意識なんですが、仕事場での部下対応と同じ要領で妻に対応してしまうようです」
「釣りバカ日誌」のハマちゃんでない限り、多くのサラリーマンは管理職の身分で定年を迎える(その前に役職定年になる場合もあるが)。長年、人を“使う”立場にいた人間は、その感覚が身についてしまっている。
宮本さんによれば、定年をすぎた夫に関して一番多い不満は、「一方的に威張り散らされること」だという。団塊世代以上になると、男尊女卑感覚が残っている人も少なくないので、さらに高い場所からの目線でものを言うことになる。


定年後、夫は夫婦で旅行に行きたがることが多いが…
私は、過去にこんな相談を受けたことがある。六五歳の夫は定年退職してからというもの、一日中パソコン、テレビにしか興味を示さず、一歩も家から出ない生活をしている。口うるさく妻の行動に干渉し、暴言を吐くようになった。そんな夫に対し、いままでの結婚生活で耐えてきた不満が吹き出し、文句を言うと、「出て行け」と逆ギレされたという。夫は、「ありがとう」さえ言ったことがない。謝ることも絶対しない人だそうだ。いままでの夫の仕打ちを言葉にするだけで声が震えてしまうほどつらい気持ちにさせられるそうで、心療内科にも通院しているという話だった。

写真=iStock.com/CasarsaGuru
※写真はイメージです

定年になると、夫は夫婦で旅行に行きたがるが、意外と妻は乗り気でないことが多い。私のまわりにも、「友人との旅行のほうが楽しい。夫との旅行はつまらない」と言う妻は驚くほど多い。一方的に、夫のペースで進んでいく旅になってしまうのが原因だそうだ。
「私も産後うつになったから、よくわかるのですけれども」と、宮本さんは語る。
「産後うつはホルモンの急減と心身の疲弊でかかる心の落ち込みです。不慣れな子育てと家事がつらい時期に働き盛りの夫は見て見ぬふり。助けを求めても、『育児は女の仕事』と非協力的。ドン底にいた妻は、そんな夫の言動を何十年経っても恨みに思って忘れません。吐き出せないまま澱
おり
のように積み重なって、地雷を埋めたようなものですね」
定年後も相変わらずの「メシ、フロ、ネル」にうんざりする妻
それでもお金を稼いで生活を支えてくれる人だから一応立てたり、譲っておこうという気持ちが妻たちにはあった。
「でも老後生活になっても相も変わらず自分中心の発想とやり方で、『メシ、フロ、ネル』と上から目線で言われると、昔の恨みも加わって無性に腹立たしい。たまに地雷を踏んで熟年離婚まっしぐらになりかねないケースは多々あります」と宮本さん。
「夫は外で仕事に勤しみ、妻はしっかり家庭を守る」という昭和期までの家庭のあり方は、家事能力がなく、生活面で自立できない男性たちを量産してしまった。この世代の男性たちが定年になって家庭に回帰したところで、妻は困惑するばかりだ。
私の知人は六〇歳になったとき、「主婦は卒業します」と、夫に宣言した。料理も掃除も自分の分しかやらない。それ以来、卒婚状態にあるのだが、「わが家はシェアハウス」と笑い飛ばしながらも、同居生活を続けている。経済的なことを考えるとそのほうが賢いと言えるだろう。
七〇代の知人男性に話を聞いてみた。彼はすでにリタイアしているが、妻は医者でフルタイムではないがいまも働いているのだという。
「だから、自分で料理も作るし、家事もひと通りこなすよ。夫は仕事、妻は専業主婦という家庭では、定年になった夫の食事を作らなければならないと、『やってられないわ』となるのだろうけれども、ウチはそんなことはないね」


リタイア後に楽しく暮らせる人はいわゆる「おとな」な人
街頭インタビューをした八〇歳の男性も、妻が週二回のパート勤めをしているので、部屋やトイレ、浴室の掃除は自分でも行っているという。米国の航空会社に勤務して、最後のほうはフルタイムではないが七五歳まで仕事をしていたというから、おそらくそれなりの役職にあった人なのだろう。
「妻はパートで稼いだお金で年二~三回海外旅行に行っています。すでに三〇カ国行っていて、いまはカンボジアに行っている。僕は仕事でさんざん外国に行ったのでもういい。むしろ国内でのんびりした旅のほうがいいね」
宮本さんの友人にはリタイア後の現在も、実に楽しげに暮らしている男性たちがいるという。功成り名遂げたトップもいれば、社長、会長職を勇退した人もいるが共通項は、「ものすごく頭が柔らかくて受容力が高い。ひとり暮らしが長くて家事、炊事何でもできる。家族を大事にする(海外赴任中は毎日絵はがきを出し続けたという愛妻家もいた)」ことだという。視野も広ければ人の話もよく聴ける、いわゆる“おとな”なのだろう。「退職して何をやりたい?」の質問に、「孫と鉄道のジオラマを作る」、「憧れのピアノを初歩から習う」と顔に似合わないことを言ったそうだ。自己肯定感がある人は他者に寄りかからないのである。
「四〇代以下の世代になると共働き夫婦があたりまえになってくるから、ずいぶん違う」と、宮本さんは語る。
「息子がうちに来て帰った後は、かえって部屋がきれいになっているの。孫二人が散らかした後を片づけて掃除機をかけて、食器を洗って、汚したものを洗濯して干して撤収。イクメンだし、家事の段取りや手際の良さはわが息子ながら感心します」
男性は定年後の頭の切り替えが難しい
都内に住む大和田弘さん(五六歳・仮名)は、マンション管理組合のワンマン理事長などを見てきた経験から、「もちろん、人にもよるのでしょうが、現役時代にパワフルにやってきた方というのは、定年になってからの頭の切り替えがむずかしいなという気がします」と語る。
「女性の場合は自分のサイクルって決まっているじゃないですか。多分、夫が定年になったこと以外、趣味とか友だちづきあいとか、自分のポジションは変わらない。でも、男性は急に変わるのでどう対応していいのか迷うのだろうなと思います」
大和田さんの父は九三歳で、まだ現役で会社経営をしているそうだ。
「ずっと仕事をしているので変わらないです。多分まわりの社員たちは迷惑しているとは思いますけれども、健康なうちは働かせていたほうがいいのかなと。いろいろな方と話していると、自分が当事者になってまわりに迷惑をかけたくないから、どうすればいいのかを改めて考えなくてはいけないなと思います。定年になっても働いているのがいいのかなとも思っているところです」


管理職だとしても「人が偉い」わけではない
確かに、大和田さんが言うように、たとえば何人もの部下を従え能力を発揮してきた人が、定年になっていきなり頭を切り替えるのは簡単ではないのだろうということは想像できる。多くの人は仕事に励む中で経験と実績を積み、その成果として役職を授かる。よく聞くのは、再就職活動でセールスポイントを聞かれ、仕事上のスペシャリティではなく、「部長だった」ことなどを挙げる人が少なくないということだ。どうやら、能力イコール役職だと思っているようである。
さらには、役職イコール人間的価値だと思っている人もいるようだ。私がある大手企業の社長にインタビューをしたとき、彼は言った。
「社長の仕事は役割としては重い。でも、人が偉いわけではないんですね。それは、トップではなくても同じことです。立場が上になるほど、その境目がいい加減になってくることがあります。まわりが持ち上げるものだから、中には、“昇ってしまう”人がいるのです。だから、公私のけじめはしっかりつける、ということですね。『別に、人が偉いわけではない、役目が重いだけだから誤解はしないように』と、常々社員には話しています。管理職クラスの人でも、踏み外す人が出てくることがありますから」
おそらく、一線を退いても上から目線的な態度しかとれない人は、「役員としての自分」とか「部長としての自分」以外の世界に身を置くことがなく、会社人間を通してきた人なのだろう。それが普通だったのだから、そのまま続いているだけで、周囲の人間が違和感を感じていることにも気づかないのかもしれない。
利害関係のない世界を持っておく
以前取材をした外資系企業の日本法人社長は、気取らない自然体の人物だった。彼は趣味の果樹園栽培がきっかけで大工やトラック運転手、電気工などの仲間ができ、「彼らに連れられてイモ掘りやシイタケ作り、アユのひっかけなどアウトドア・イベントに行くのが何よりも楽しい」と話していた。自分と同じような地位であるとか、似たような境遇の人と仲良くなるのはたやすいことだが、普段知り合う機会がなかなかない人たちと仲良くなるには柔軟な思考を持っていないとむずかしい。

林美保子『ルポ 不機嫌な老人たち』(イースト新書)

私はテニスが趣味なのだが、テニス仲間には老若男女、実にさまざまな人がいる。このような集まりには肩書もバックグラウンドも関係ない。すべてがフラットの関係だ。私のようなフリーランスはもともと肩書などないに等しいが、年功序列の世界で生きてきた人たちも、このような利害関係のない世界を持っていれば、オンオフを使い分けて、肩書が要らないときの自分の処し方が身につくのではないだろうか。
ボランティアグループに入ったとき、いろいろな世界で生きてきた人がいるものだなあとつくづく思ったことがある。趣味仲間の場合には、趣味を楽しむだけなのでそれほどバックグラウンドの違いは浮き彫りにはならないが、ボランティア活動の場合には組織を運営する中で、さまざまな価値観がぶつかることがあるのだ。


ヨコ社会になじめることが老後を心地よく生きるポイント
専業主婦の中には考え方が狭いなあと思われる人もいた。驚いたのは、ある元会社員の社会性のなさだった。長年、仕事に従事していれば自然に社会性は身につくものではないのかしらと疑問に思ったものの、後になって気がついた。世界が狭くなりがちになるのは家庭の主婦だけではない。社会人として生きてきた人でもずっと同じ所に勤めていれば、そこでの常識しか知らないのだと。要は、人は自分が生きてきた世界のことしか知らず、その世界で通用する常識が、どこに行っても常識だと思っているということだ。
だから、定年になっても管理職気質が抜けない人は、自分の仕事環境しか知らずに生きてきた人なのだろう。定年になってヨコ社会に変わったとき、いかにフラットな感覚に頭を切り替えることができるのか。それが、老後を心地よく生きるためのポイントになるのだと思う。
  • 林 美保子(はやし・みほこ)さん
  • フリーライター
  • 1955年、北海道出身。青山学院大学法学部卒。弁護士秘書、編集プロダクション勤務等を経てフリーライターに。


最新論文が警鐘「砂糖とりすぎで精神疾患リスクが高まる可能性」

2022-01-11 12:00:00 | 日記
下記の記事は女性自身様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

「砂糖の取りすぎは、精神疾患のリスクにつながる」
 
甘いもの好きの女性にとっては気になる論文が、11月にアメリカの科学誌『サイエンス・アドバンシス』に発表された。研究を行ったのは、東京都医学総合研究所などの研究班。主任研究員の平井志伸さんは、こう明かす。
 
「リスクが高いのは砂糖や異性化糖などと呼ばれる糖類です。異性化糖は商品ラベルに“ブドウ糖果糖液糖”や“果糖ブドウ糖液糖”などと書かれていて、清涼飲料水やドレッシング、ケチャップ、アイスクリーム、菓子パンなどにも使われています」
 
なかでも、砂糖類が多量に入っている清涼飲料水には、特に注意が必要だという。
 
「若いうちに発症することが多い統合失調症や双極性障害(そううつ病)の患者さんは、1日平均約2リットル、約200グラムもの砂糖を含む清涼飲料水を飲む方が多いということは、以前から知られていました。これらの病いは遺伝的要因やストレスなどの環境要因が組み合わさって発症しますが、砂糖類の過剰な摂取も単なる症状ではなく、環境要因の一つとなる可能性がマウスの研究から見えてきたのです」
 
平井さんは研究結果について、こう解説する。
 
「思春期のマウスのエサに多量の砂糖を混ぜて与えたところ、認知機能が低下したり、すみかを整理できなかったり、毛繕いが異常に増えたりと、精神疾患と近い症状が現れました。もともと遺伝的に精神疾患になりやすい素質をもっているマウスに、砂糖を過剰に与えたときの脳を調べると、毛細血管に炎症が起きていました。炎症によって脳のエネルギー源である“ブドウ糖”という物質がスムーズに脳内に取り込まれなくなっていたのです。そのために脳の元気がなくなって、精神疾患につながっていたと考えられます」
 
■砂糖の過剰摂取で認知症リスクが
 
統合失調症や双極性障害は、思春期の過剰な砂糖の摂取が一因という仮説だが、「中年以降になっても砂糖の取りすぎには注意が必要」と平井さん。
 
「今回、精神疾患の患者さんの脳を解剖したところ、マウスと同様に毛細血管の炎症が見られました。一方、うつ病や認知症は成人に多い疾患ですが、脳内血管の炎症が影響しているという論文が近年数多く発表されているので、どの年代の方でも砂糖の取りすぎは注意が必要と思われます」
 
海外でも認知症と砂糖の関係については研究が進んでいる。
 
「砂糖類が多量に入った清涼飲料水や、塩分や脂質が多いジャンクフードを摂取し続けている人は、脳の記憶力や抑うつのコントロールにも関係している “海馬”が萎縮するという研究結果があります」
 
こう話すのは、アメリカ在住の医師で、海外の論文に精通している大西睦子さん。
 
「これは、オーストラリアのディーキン大学が調査したもので、’01年時点で60~64歳の255人を対象に追跡したものです。その研究によると、日常的に清涼飲料水やジャンクフードを摂取している人は、4年後には左の海馬が平均約52.6立方ミリメートル縮み、逆に野菜や魚など健康的な食事をとっている人は、平均約45.7立方ミリメートル大きくなっていたのです」
 
砂糖を多量に摂取し続けると、うつや認知症のリスクが上がる可能性があるということだ。とはいえ、忙しい朝などは、ついつい菓子パンで朝食を済ませてしまうという女性も多いだろう。
 
1日あたり何グラム程度の砂糖なら、精神疾患のリスクにつながらないのか。
 
「残念ながら、まだはっきりした研究結果は出ていませんが、マウスの研究では1日2回の5%の砂糖水(一般的な清涼飲料水に含まれる砂糖の量)を自由に摂取させることで、うつ症状が出るという結果もあります。WHO(世界保健機関)は、肥満や虫歯にならないための目安として、成人および児童の一日あたりの砂糖の摂取量を、25グラム以下にするよう指針を発表しています。精神疾患だけでなく、トータルに健康のことを考えた場合、少なくとも25グラム以上は取らないほうがよいと考えられます」(平井さん)
 
「アメリカで’17年に発表された論文では、砂糖を毎日67グラム以上摂取している男性は、そうでない男性と比べ、5年後に精神疾患の診断を受ける可能性が23%高いことがわかりました。女性についても同様の結果を示す論文があります」(大西さん)
 
砂糖が与えるうつ病などの精神疾患のリスク。「自分は甘いものをそんなに多く取らないから関係ない」と思う方も気をつけてほしい。次のように、ケチャップや加糖のミルクティーなど、意外なものにも砂糖は含まれているのだ。



小室眞子さん 自宅訪問で“旧知”ケネディ家に急接近!就職先候補にも強い影響力

2022-01-11 11:00:00 | 日記
下記の記事は女性自身様のホームページからお借りして紹介します。

【写真】すべての画像を見る(他5枚)
ニューヨークの高級住宅街をスマホの地図アプリを頼りにして歩いていたのは小室眞子さん。何度も番地を確かめると、超高級マンションの大きな門をくぐっていったーー。
 
「イギリスの有名紙『デイリー・メール』が、現地12月23日の眞子さんの外出を報じています。訪問先は故ジョン・F・ケネディ大統領の長女のキャロライン・ケネディ氏(64)が住むマンションです。
 
眞子さんはお土産が入っていたと思われる紙袋を持っていました。しかし3時間ほどしてマンションから出てきたときには、クリスマス柄の別な紙袋を持っていたのです。『デイリー・メール』は“ケネディ氏宅を訪問したかは不明”としていますが、アメリカでは“クリスマスは家族で過ごすもの”とみられています。時期や状況から考えてもケネディ一族のクリスマス会に出席したのは間違いないでしょう。
 
アメリカには王族はいません。しかしケネディ大統領をはじめ、多くの政治家や実業家を輩出しているケネディ家は、一族の人々の悲劇的な人生もあいまって、注目され続けており、もっとも王族に近い存在感があります。’13年夏に公開されたキャロライン・ケネディ氏の個人資産は2億7千万ドル(約310億円)でした」(NY在住の日本人ジャーナリスト)
 
キャロライン・ケネディ氏はオバマ政権時代の’13年から’17年まで、3年余り駐日大使を務めた。“アメリカ随一の名家”と“日本の元内親王”眞子さんの関係について、宮内庁関係者はこう語る。
 
「キャロライン・ケネディ氏は親日家で、日本滞在中は、上皇ご夫妻や天皇皇后両陛下をはじめ、皇族方と親しい交流をしていました。
 
公式の場では、宮中晩さん会などで眞子さんとも同席しています。眞子さんがケネディ家を訪問したのは現地時間の12月23日とのことですが、日本で“12月23日”といえば、上皇陛下のお誕生日です。
 
5年ほど前の’16年12月23日に開催されたお祝いの『茶会の儀』で、眞子さんはケネディ氏と夫でデザイナーのエドウィン・シュロスバーグ氏とは通訳を介さず、親しそうに英語で会話をしていたそうです」
 
実は本誌はかつて秋篠宮家とケネディ家の“縁談”に関する情報をキャッチしていたこともある。’15年7月、あるベテラン保守系議員はこう語っていたのだ。
 
「秋篠宮家の次女・佳子さまが、キャロライン・ケネディ駐日米大使の息子さんと“お見合い”をされたらしいのです」
 
息子さんとは、ケネディ大統領の孫である、ジャック・シュロスバーグ氏(28)。
 
この証言をもとに、宮内庁や外務省の関係者に取材を進めたところ、“佳子さまとジャックの同席は間違いない”という情報もあり、翌8月に記事で報じた。

(C)JMPA
 
■眞子さんは内親王時代からのコートを着回す倹約生活を
 
前出の宮内庁関係者が続ける。
 
「皇族方がおしのびで各国の大使館を訪問されたり、逆に駐日大使が非公式に皇族方に面会することもよくあります。もともと秋篠宮家とケネディ家の交流があり、眞子さんとケネディ氏も個人的に親しくなったのだと思われます。
 
それにしても私が気になったのは、ケネディ氏宅を訪れたときに眞子さんが着ていたモスグリーンのコートです」
 
このコートは眞子さんのお気に入りらしく、昨年11月14日の渡米の際や、11月19日に日用雑貨などを扱う全米チェーン店で1人で買い物をしていた際にも着用していた。
 
「モスグリーンのコートは、’19年12月に眞子さんが、妹の佳子さまとともに宮内庁新居浜鴨場で、駐日大使たちを接待したときにも着ていたものです。しかし2年後にNYでの買い物姿が報じられたときにはジーンズの上に羽織っており、いまでは“ふだん使い”のアウターになっているようです。
 
そのようなふだん着で、タクシーも使わずに道に迷いながら、アメリカでも屈指のセレブであるケネディ氏の自宅を訪問したことには驚きました。眞子さんはもともと服装にはそれほどこだわらない性格なのでしょうが、一着のコートを使い回していることからも、現地ではかなりの倹約生活を送っていることも伝わってきます。
 
やはり小室圭さんが司法試験に落ちてしまったことが、新婚生活に経済的な打撃を与えたのでしょうか……」(前出・宮内庁関係者)
 
■2回目の試験も落ちればアメリカ生活がピンチに
 
司法試験不合格が判明した直後、小室さんは当初住む予定だったマンションをあきらめ、家賃が半分ほどの物件を契約したという。だが眞子さんにとって誤算はそれだけではない。
 
ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんは次のように語る。
 
「2月に受ける2回目の試験では、学力以外にも、平常心を保てるかどうかがポイントになるかもしれません。小室さんが学生ビザの延長であるOPTでアメリカに滞在しているのであれば、今年の5月ごろにビザが切れてしまいます。もし2回目の試験も不合格だった場合、いま働いている法律事務所に残るのはかなり厳しくなるでしょう。
 
またビザの問題でいえば、合格すれば高度な専門知識を必要とする職業が対象のH-1Bビザを申請することになるでしょう。しかし合格できなかった場合、法務助手という立場に残れたとしても、H-1Bビザの対象にならない可能性も高いのです。
 
つまり2月の試験の結果次第では仕事もビザも危うくなるために、そのプレッシャーはかなりのものになっていると思われます。
 
しかし不合格でもアメリカに残る方法もあるにはあります。いまの法律事務所での仕事をあきらめて別の企業の法務部門などに就職する、あるいは再び大学に入学して、学生ビザで滞在しながら司法試験を目指し続ける、などです。アメリカでは大学の専攻内容と仕事が異なる場合、ビザがおりづらいことがネックとなります」

眞子さんと旧知のキャロライン・ケネディと息子のジャック(写真:アフロ)
 
■眞子さんの“就職先”にもケネディ家の強い影響力が
 
先行きが不透明な小室夫妻の未来と、眞子さんのケネディ家訪問は無関係ではないと語るのは、NY在住の邦字新聞記者だ。
 
「実は支援しているNYの有力日系人たちも、小室さんの再就職先を探していると聞いています。彼らも小室さんが、眞子さんと頻繁にデートをしている様子を見て、司法試験合格を危ぶんでいるようなのです。
 
また私は昨年10月ごろにメトロポリタン美術館(以下、MET)関係者から“眞子さまのご就職が内定しているのでは”という話を聞いていました。学芸員として日本ギャラリーを担当する、という内容でした。
 
『デイリー・メール』が報じたキャロライン・ケネディ氏宅への訪問は、単なる表敬訪問以上の意味を持っていると思われます。ケネディ家とMETの関係は深く、’01年にはキャロラインの母であるジャクリーン・ケネディの衣装やアクセサリーを展示した特別展も開催されています。キャロライン自身もかつてMETに勤務しており、いまも大きな影響力を持っているのです」
 
多くの著名人が出席し、世界中が注目するファッションの祭典・METガラ。’17年の開催ではケネディ氏が名誉幹事を務めた。

オミクロン株「潜伏期間短く、感染が速く広がる恐れ」…重症化リスクは低い可能性も&モデルナのブースター接種、オミクロン株に有効

2022-01-11 08:30:00 | 日記
下記の記事はヨミドクター様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、重症化リスクなどの解明が進んでいる。
オミクロン株


東京大など国内の研究機関が参加する研究チーム「G2P―Japan」は、ハムスターに新型コロナを感染させた。オミクロン株を感染させた場合、気管支や肺の奥でのウイルス量は、デルタ株に比べ2~4割にとどまった。デルタ株に感染したハムスターの体重は5日間で約15%減ったが、オミクロン株の場合はほぼ変わらなかったという。
デルタ株は表面の突起にある「P681R」という変異が重症化リスクを高めるとみられるが、オミクロン株にこの変異はない。チームの田中伸哉・北海道大教授(病理学)は「オミクロン株はデルタ株より重症化しにくい可能性がある」と指摘する。
豪メルボルン大などの研究チームは、コンピューターでオミクロン株の突起の構造を解析。オミクロン株は、ウイルスを攻撃する「中和抗体」の働きを弱めるという報告があるが、免疫細胞の一種「T細胞」による免疫の働きは維持されているとの成果を発表した。
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米疾病対策センター(CDC)の分析によると、感染から発症までの潜伏期間はオミクロン株で約3日間だった。デルタ株の約4日間よりも短く、感染が速く広がる恐れがある。田中教授は「感染者が増えれば重症者も増え、病床が 逼迫
ひっぱく
 する恐れがある。対策を続ける重要性は変わらない」と話す。


モデルナのブースター接種、オミクロン株に有効 中和抗体価が約37倍に

世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロン株について、ワクチンの有効性に関する新たなデータが示された。米・モデルナは12月20日、同社製のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの3回目接種(ブースター接種)により、オミクロン株に対する中和抗体価が大幅に上昇したと発表した。ブースター接種で使用される50μgでは接種前と比べ約37倍、100μgでは約83倍の抗体価が得られたという。(関連記事:「 オミクロン株、再感染リスクに懸念 」)
「当面はブースター接種に注力」
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※画像はイメージです


モデルナでは次々に出現するSARS-CoV-2の変異株に対応するため、これまで継続的にブースター接種用のワクチン候補を検討してきた。今回報告されたのは、現在用いられているワクチンmRNA-1273(50μg/100μg)に加え、変異株に対する多価ワクチン候補mRNA-1273.211(50μg/100μg)とmRNA-1273.213(100μg)のブースター接種者20人から得られた血清データ。米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)ワクチン研究センターと米・デューク大学メディカルセンターが設置した研究室で、それぞれのワクチンのオミクロン株に対する中和抗体を評価した。
検討の結果、ブースター接種後29日で、mRNA-1273の50μg群ではオミクロン株に対する幾何平均抗体価(GMT)が接種前の約37倍に当たる850に、同100μg群では約83倍に当たる2,228に上昇していた。また多価ワクチン候補でも、ブースター接種により50μgと100μgの両群でオミクロン株に特異的な中和抗体が高レベルに上昇した。副反応については、mRNA-1273の100μg群で安全性と忍容性が認められた。
同社最高経営責任者(CEO)のStéphane Bancel氏は「将来的な必要性に鑑み、オミクロン株に特異的なブースター接種ワクチン候補の開発を臨床試験段階に進めたい」とコメント。一方、mRNA-1273による中和抗体価の高さやオミクロン株の感染力の強さなどを踏まえ、当面はmRNA-1273のブースター接種に注力するとしている。(平山茂樹)